↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
輝く星のとなりへ  作者: 葵夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/4

鈍感なお姉さんのはじまりの合図



お姉さん「あなたたちには今日からシェアハウスしてもらいます!ニコッ」


「はいーーー!?」  青年「…(唖然)」



予想をしていなかったお姉さんの発言に驚きを隠せなかったのは

遡ること3時間前だ。

   




.


.



お家に向かっているお姉さんの車の中


私と青年はお互い妙に『気まずい』空気感が流れる


が、しかし!この状況の根源をお姉さんに問いたくてうずうずしていた。

勿論私の頭の中は?だらけで他のことは思い浮かばない。


窓の景色なんかどうでもいい。


お姉さんはそんな事を思っているとはつゆ知らず、呑気に車内の温度はどう?なんて聞いてくる始末

挙句の果てには今日暑いわね〜とも言っている


おいっ!

暑いわね〜なんて会話はどうでもいいんだよ

この何と言えない空気が流れてるのが分からないのか?


お姉さんは鈍感なのか?

それともペテン師なのか?

この空気感を、絶対に楽しんでるでしょっ!




「お姉さん!!もういいから、教えてよ。この状況を!

なんてこの子までここにいるのか!」



お姉さんのはぐらかす様子に耐えきれなくなった私は

荒い口調でこの状況の理由を聞いた

イライラし始めてるのは隠したつもりだが青年とお姉さんは気づいていただろう。


お姉さん「ごめんごめん。…でも、もう少しゆっくりして欲しいのよ。

2人共遠いところから来てこんな景色を見たことがないでしょう?

ここに来て暮らすんだって実感を味わって欲しいのよ。

家に着くまで待ってもらえないかしら?お願い。」


さっきまでの血が上った勢いがどんどん下がっていくと同時に

お姉さんの言葉がやけに心に刺さる


お姉さんの言う通り。

隣りにいる青年だってきっと遠い田舎から来ているはずだ

かく言う私なんてもっともそう。


車から見えるこんな町並みを初めて見た。

お姉さんの車が進むたびに可愛らしいアクセサリーのお店やシックな服屋さん

今流行ってるスイーツのお店、お食事処がズラーッと並んでいる


私が住んでいた町にはない

あったとしても駅から30分歩かないと辿り着けないし。。


ちっぽけな町にはちっぽけなプライドしか無かった


この都会の景色は初めて見た。


今日だってお姉さんが『ウチにおいで』と誘ってくれていなかったら

私は確実にホームレス…いや野垂れ苦しんでいたに違いない

お姉さんのお陰でこの土地に来れた

感謝しかない…



「分かったよ。…私こそ、ゴメン。」



謝る時こそ声が小さくなる

子どもの頃からそうだ。


お姉さん「フフッ((ニコッ…ありがとう。」


意地っ張りで強がりな私にバックミラー越しから優しい眼差しで微笑んでくれるお姉さんは

心強い味方であり信頼できる唯一無二の存在。。

まぁでも、、マイペースでゆったりな鈍感さには時々心の火が燃え、苛立ちさが宿るけど。


車のシートに凭れて窓から見える都会の外を眺め見る

これまでの自分にさよならを告げながら。





.

.

.




青天の霹靂な言葉が脳内を埋め尽くす。


「はぃぃ!?」



それはお姉さんの家に着いた時に起こった。



お姉さんが住んでいるお家は3階建ての一軒家

それはそれは美しいお家で豪邸とはいかないけど

素敵な御立派なハウス。


敷地内の駐車スペースからすぐ隣りにある玄関からお家に入り

リビングへと向かった先には


青年と同い年くらいの青年×4

つまり、、男の子が4人がリビングに集まっていた。



「えっ、。ちょちょ、、え?…え?」



私の脳内はさらに混乱というより渋滞している。

これは一体、、なんなんだ、

お姉さんはなにを考えている?




お姉さん「あらー、もう来てたのね。…みんな集まって〜」



お姉さんに全員集められる。

勿論、私も。

みんな何が何だかさっぱり分からない様子で

互いの顔をチラチラと見合わせながら恐る恐るお姉さんの前に集まる。


そんな事もお構いなしに私達に笑顔を見せお姉さんは意気揚々と

両手をパンっと叩き口を開く



お姉さん「あなたたちには今日からシェアハウスしてもらいます!ニコッ」



衝撃発見、第2回目…


って、、



「はいーーー!?」



青年「…(唖然)」



一緒に来た青年も言葉になっていない様子

というかここに集まった者たち全員、理由が飲み込めていなかった。








これからどうなるのか考えられない私はその場で瞬きをしお姉さんを見つめていた。


私と青年たちとのこの出会いが奇跡を繋ぐはじまりに過ぎない事に

誰も知る由もなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。