旦那を操るには
「家事をしない男性に、家事をしてもらういい方法ってありますか?」
「『嫌いになるかも。』って言えば、言うこと聞いてくれるんじゃない?」
インタビュアーはあ然とする。
本日も、恋ボケ全開である。
「嫌いで結構って、なりませんか?」
「カミさんに嫌われたい男っているの?」
「それはわかりませんが、夫婦仲がうまく行っていない場合、離婚ってなりそうな気がしますが。」
「離婚って、選択種を無くせばいいんじゃない?
だったら、やるしかないよね。」
インタビュアーは、世の中の夫婦の悩みを理解出来ない颯人に、何を言うべきかもがいている。
「嫌いになるかもと、実際に言われたことがあるんですか?」
「あるよ。
出張で長く家を空けた時、帰ったらカミさんが旅行の予約を入れてたの。
久しぶりに家に帰ったから、オレとしては、家でゆっくりしたいと思って断ったけど、カミさんがメチャクチャガッカリするんだよね。
それで、『嫌いになるかも。』って言われた。
そう言われたら、行かないわけにいかないじゃん? でも、行って良かったんだよね。
楽しそうなカミさんと子供を見て、オレもリフレッシュできたし。
だから、反省した。
カミさんは、オレが留守の間、ずっと家で、1人で子育て頑張ってくれてたんだから、断っちゃいけなかったなって、それからは、カミさんのお願いを断ることはないね。
カミさんは、オレに出来ないことは言ってこないからね。」
『嫌いになるかも。』
で、動くのは颯人だけだと、私は強く思う。
カミさんは、颯人を操る術を知っているようだ。




