エピローグ
終わりに当たっていろいろ書きたいです。
たまに編集します。。
ご愛読ありがとうございました。
ふみたです。
何とか終わったなぁって感じで…
正直ホッとしています。。(*^^*)
元々この小説の始まりは…電車の中でした。。
それ以前から生き様とか死にざまとか…
そういった重いテーマを軽く伝えたいなってことは
なんとなーく考えてはいました。。(^^)
そんな去年の三月ごろ…
私の通勤路線に続けさまに人身事故が起きて、
毎日のように電車が遅れました。。
…まぁ私はボーっと構想を考えられる性質だから、
さほどの退屈はなかったんですけど。。(*^o^*)
そんな私でもイラつきましたよ!!(=゜ω゜)ノ
だって朝は余裕をもって出てるはずなのに
連日のように遅刻。朝の会議も欠席。
なんともまぁ…非常に迷惑だったんです。。(+Λ+)
…しかも周りの反応は私以上にイライラ。。
誰かが死んだというのに同情もお悔やみもなし。。
グチグチと恨み言を漏れ聞いてはさらにイラつく!!
だけどよくよく考えたら…
死にたくて死ぬ人などいないんです。。
疲れてる時は私だって…
吸い込まれたいと思ったことはあるんです。。
こんなにも煙たがられた人たちだって、
きっと苦しみ抜いた結果なのに…
そういう人の死にざまに…哀れを感じました。。
何とか救いがないモノかと考えました。。
どうせなら…惜しまれる最期をとも思いました。。
とはいえ現実として迷惑をかけずに世を去るのは
どう考えても不可能なんです。。
小説家目線で非現実さえ考えたけど、
やはり方法は思いつかない。
救われる小説さえ書けないのが現実。
だったら…
♪こんなトコいいな。。
♪できたらいいな。。
だって最期にこんな組織を訪れられれば…
惨めで迷惑な最期だけは避けられる。。
死に様を通して生き様だって語れるかも…
公組織と自殺というミスマッチ。。
と思ったのが最初でした。
とはいえ当初の思惑では、当時連載していた
短編集の一部にする予定だったんです。
それというのも実は週刊連載(当時は週二回)を
始めたばかりで余裕がなかったから。。
それで当初から一話完結の構想でしたが、
完全な短編にはできなくてとりあえず…
自殺の動機ベスト10を調べただけで
題名だけを7つ8つ並べて、
一話のストックも書けてない状態で
月刊で書いてみることにしたんです。。
…完全な見切り発車でした。(>_<)
それでも最初は何とかなっていたのですが…
実は私自身…自殺を考えたことはないんです。。
背景は色々と調べてから書くのですが、
死にたがり屋の気持ちはだけは不可解で…
だから自殺志願者の目線ではなく…
傍観する凡人の視線で描くことにしたんです。
てなわけで最初の叩所長の設定は、
【凡庸な50代の独身公務員】という
主役とは思えない薄いモノでした。。
でもここに 遊び がありました。
死にたい人の動機はいくら調べてみても
なかなか深くはできませんでしたが、
その一方で命を削る所長さんのご苦労の方は
痛いほどわかるようになってきたんです。
でもそれ故に、軽くは書けなくもなりました。
それでもしばらくは、主役をただの凡人の設定から
ブレないように制御してたんですけど。。
以前連載していた短編集にも書きましたけど、
その頃から凡人であるべき叩所長が…
私が考るより先に動き出しちゃったんですね。
オッサンのくせにこれがなかなかすばしっこくて…、
私の脳内を逃げ回ってたんです。。(=゜ω゜)ノ
…それをやっと捕まえたと思ったら、
週刊連載の方でも同じことが起きてきたんです。。
下らない学園ものとはいえ主役級の二人だけは
けっこうマジメに設定を練ってたのに…
脇役が二人ばかり暴走しちゃいました。。(´゜д゜`)
コイツが俊足って設定だからじゃないんだけど
頭の中は毎週のようにトムとジェリー状態で…
ずっと追いかけっこでした。。(*´Д`)
それでも…コイツらは脇役。。
とりあえず本筋から切り離すことでなんとか
週刊の方は立て直しましたが…
叩所長は主役。。
設定があやふやでは行き詰りまして…
三カ月ばかり下書きができませんでした。。
でも…その頃からですかね。。
やっと死を選ぶ人の考え方を少しだけ
理解できるようになったのは。。
自分が大切と言いすぎる教育…
生きていることだけを大切にする風潮…
弱い人間を甘やかしすぎる社会。。
そんな一見、優しそうに見える現状が実は…
生きにくい原因になっていると思えたんです。。
そんな自分なりの考えをまとめて表現したら
話の落としどころが見えてきて…
…やっと最終回に至ったというわけです。。
たしかに何が正しくて間違えてるのかは、
今でも私にはわかりません。。
どこまで伝わったかはわかりませんが、
この手法で伝えられるのは私の力では…
もうあまりないかなって感じです。。
でもこれから私自身が成長できたなら…
少しは進化できたなら…
また別の形で書けるかもしれません。
その時には答えが出ているかもしれません。。
…というわけで…
改めてありがとうございました。。
願わくばまた書いてみたいと思います。
いや…書けるようになりたいなって…
…そんな風に思ってます。。('◇')ゞ
ご愛読ありがとうございました。
ちなみに作者は他に、
『空を飛ぶ鳥のように』というタイトルで
火曜日11:00に週間連載もしております。
また新連載も考えております。
こちらも読んでやってください。




