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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
33/102

33 誕生月のプレゼント②

白雪の丘に辿り着いた俺は、意外と目立つ場所に行くと、まだミラ嬢は来ていないようだった


あれ? 時間的には遅くなった気がしたんだが、ミラ嬢は来てないのか?


キョロキョロと辺りを周囲を確認していれば、頭上より「┄ふふ、出来ました!」と言う声を聞いて、木の上を向くと


そこにはミラ嬢が枝に座り、何だか楽しげに手に掲げていたのを目撃した


手持ち的には長方形のようになっていて、ラッピングされている物を、ニコニコして呟いていた。


「┄何をしているんだ、ミラ嬢?」


あまりにも機嫌良さげな表情に疑問が沸くが、俺がいることに気づいて欲しいと声をかけてみれば


ミラ嬢は珍しく「え⁉」と驚いた声をあげて俺の存在に気づいたようで、慌てたように立ち上がったせいか、木の枝から滑ったらしく落ちてきた


俺は焦り駆けつければ、ミラ嬢が腕の中に落ちてくれて、ホッと安堵したのと同時に


意外に軽いな女の子って、それに近くにいるせいかミラ嬢の柔らかな身体から、良い匂いがするし、抱きついてて良いのかな?


などと変な気分になっていたとき


「えっと┄シリウス様、あ、ありがとうございます。もう大丈夫なので、下ろしてくれませんか?」


と動揺しながらも、懇願するミラ嬢の声にハッと我に返り、俺は酷く動揺した。


「┄え⁉┄あ┄ああ┄あははは! ご、ごめん、いまおろすよ」


何をしているんだよ! 助けといて妙な事を考えるなんて、でも┄何だか独占したい気持ちになったんだよな?


いや、だから落ち着け俺!


ブンブンと頭を振って気持ちを落ち着けたあと、ミラ嬢を地面に下ろしてあげた。


そこにはラッピングされた物を大事に持って


何だろうあれ?


少しばかり気になるものの、詮索するのも変だろうと思い、ミラ嬢に先に来ていたんだね? と告げれば、ちょっとバツが悪い感じながらも

はい、と返事を返してくれた。


それからあとラッピングの物が気になりつつも、報告の内容を木の下にて寄りかかりながら話すことにした。


いまは雪が降っているが、この大木は葉っぱが何故か枯れることなく、ずっと時が止まったかのように、そのままなせいか


雪を防ぐためにはちょうど良かった


距離的には人が一人、入れるぐらいのスペースで立ち前を向いてから報告した。


俺の両親に対しては、まだ話さず、疑問点を話すことにする


「ミラ嬢は一緒に行った屯所で近衛兵の副隊長のブルム殿がな、隊長に対して協力してくれると言っていたんだが、何だか妙に俺の知っている情報に詳しい気がしたんだ」

「┄情報に詳しいといけないのですか?」

「ああ、あの事を知っていることにな」


ブルム殿は、()()()()()()()()()とはっきり言っていた。


いくら俺の父親が悪事に染めていたとしても、母親の場合もあるのに、けして両親としか言っていないのにだ


不可解さがモヤモヤとしている


するとミラ嬢は少し考えたあと、目線を俺に向けて僅かながらの情報を教えるように口を開いた


「シリウス様┄もしかしてですが、あいつの情報が役に立つかも知れません」


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