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10話 会食

今回も短くなってしまいました。

「それじゃあ今から仕事についてもらえるかな?」


「分かりました。」


「コウ君の部屋に案内するよ。」


そうして案内されたのが、どこのスイートルームだってほと広くて豪華な部屋だった。


「ここがこれからの君の部屋だ。」


「広すぎないでしょうか?」


「君は王女様の婚約者なんだから当たり前だよ。

それに学園に行き始めたら寮があるからそこに寝泊まりすることになるからあまりこの部屋には居ないと思うよ。」


「寮があるんですか?」


「知らなかったのか?

そんなのでどうやって暮らすつもりだったんだい?」


「まぁ…」


「言えないなら言わなくて良いよ。

じゃあこれから住む所だからセットもあるだろうし失礼するよ。

夕食前に1度呼びに来るから好きにしていたらいい。」


「分かりました。」


アスレイさんはそのまま出ていった。

俺はセットするにも綺麗に配置された物を動かす気にもなれずかといっては増やすような家具も無かったので近くにあったフカフカのソファに座って日本の本を読むことにした。


読んでいたがアニエッタが立ったまま動かない事に気がついた。


「アニエッタも座ったら?」


「結構です。」


「立ったままじゃ疲れるだろ?」


「お気になさらず。」


そのまま、また銅像の様に動かなくなった。


元々日本で読みかけだったライトノベルを読んでいたら外が少し暗くなっていた。集中し過ぎたなと思っていたら、部屋の扉が開いて女の子が入ってきた。


「御夕食の御時間になりましたので移動して頂けますか?」


その女の子の後に続いて歩いていくとそれなりに広い部屋に大きめのテーブルがありそこに国王陛下とセシリアとセシリアに似た女性(たぶん皇后様だろう)が既に席に座っていた。


「お待たせしてすみません。」


「私達が早く来すぎただけだよ。」


「ねぇ早く紹介してよ。」


横から皇后様(仮)が割って入ってきた。


「そうだったな、すまない。

こいつがRランクのコウ カンザキだ。」


「初めまして。私は皇后のノアです。」


「初めまして。」


「んー、もう少し私が若かったら結婚してたのにねぇ。おしいっ。」


「はい?」


「すみません。母上様はかっこいい人に目が無くて。」


「でも、娘の婚約者なのだから少しくらい味見しても…」


「駄目です。コウ様は私の物です。」


そう言ったのは良いが後で自分がどんな事を言ったか自覚し、ポッと音がしそうなくらい真っ赤になった。


クールな印象が…


「まぁ食べながら話そうじゃないか。」


そう言って場の空気を元に戻してくれたのは国王陛下だった。


「これからの事だが、コウは学園に通いながら強力な魔族や魔物が現れたらコウに協力してもらう事になる。

それに、まだ娘に婚約者が出来た事しか公表しないから学園内では出来るだけ接触しないようにしてもらいたい。」


「分かりました。」


「最後に質問だが、何故今は雌伏なのだ?」


「そうですね、例えば今俺の目の前にある胡麻が1つ増えても誰も気づきませんが、このステーキが2つに増えれば皆気づきます。それと同じ様に俺の存在を魔神に知られないように時間をかけて馴染ませる事が必要だからです。」


「…そうか。ということはコウの最終目的は魔神を倒す事か?」


「はい。」


俺の言った意味が理解出来た訳では無いだろうがこれ以上聞くのを止めてくれた。


「この後に少しお話があるのですが。」


「他には聞かせられない話か?」


「はい。」


「分かった。この後執務室で話をしよう。」


そうして初めての会食は微妙な雰囲気で終わった。

長くするために間隔が伸びるかもしれません。


読んで頂きありがとうございます。

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