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エッセイ  作者: 河野吉田
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エッセイ『母親が読んでる話』

『母親が読んでる話』


 小説やコントや台本を書いて投稿する際に必ず「母に読んでもらってから投稿している」と一言入れると、大体の人から「お母様が読んでらっしゃるんですか!?」と驚かれます。

 私は「はい。そうですが?」と毎回答えるのですが、私からしたら普通の事かなと思っていたのですが、世間では普通じゃないらしいですね。

 カニバリズム物も読んでますし、恋愛物も読んでますし、馬鹿みたいなコントも読んでます。

 カニバリズム物に関しては、私が書いたものより母によって更にグロくされてます。

 恋愛物も更に恋愛度を上げています。

 特にカニバリズム物に関しては「これじゃあ足りない」「もっとこうしたらグロさが増す」「ここでこういう表現をした方がもっと残酷になれる」と指示を出されます。

 恋愛物に関しては「こうした方が素敵」「ああした方がより美しい」「この方が綺麗に収まる」という指示を出されます。

 毎回泣きそうになりながらダメ出しを喰らって書き直してます。

 同人誌作家友人に話を聞くと、自分の自慰行為を母親に見せるくらいに恥ずかしい事らしいのですが、私は特にそんな気持ちは無いので普通だと思っていました。

 普通って何なんですかね?


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