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2 愛情


 ……たとえば、……子供の頃、……私はひどく ……物が怖かった ……物に固執することを怖がった ……ひどく恐ろしかったから だ


 ……特に周りに訴えることもなく ……ただただ独りで怯えた ……それは 顔を持たないあらゆる物に対してそうだったが(筆記用具ひとつ とっても 特別が恐ろしく 一度触れたものは縁が出来たようで決してぞんざいには扱えない ぞんざいに扱った先の因果のようなものが怖かった ……物から始まる罪の連鎖が生まれるようで常に怯えた 八百万の神に怯えた 付喪神に怯えた 昔から心霊現象に悩まされて悪夢にうなされていた日常で……特に私が怯えたのは 幻覚なのだろうが 歩き回る日本人形 空を飛び回る日本人形 顔が変わる人形達 ぬいぐるみ ……そう、私は子供の頃、人形やぬいぐるみがおそろしい為に雑に扱えない子供だった 共に眠り潰してしまえば呪われそうで泣きそうになりながら彼ら専用の寝床を用意する


 ……私にとって彼らは意志を持つ個の存在 それぞれ だった


 ……私は間違えなく彼らに愛情を与えたが……それは恐れや恐怖が行動の発端で……けれどだからこそ、粗末には扱えなかった まるで、真綿に包むように慎重に触れ、……なるべく縁を作らぬように 極端に物に触れないようにしていた

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