ぺろりんさんと学級新聞11
さいごは、ぺろりんさんにインタビューだ。
「ぺろりんさんは、どこからきたの?」
「よくわからない~」
「ぺろりんさんは、いつからいるの?」
「トイレが~トイレってよばれる~ず~っとまえから~。気が~ついたら~木の~かげにいた~」
「どうして今はトイレにいるの?」
「みんなに~こわがられたり~ぼうで~たたかれたりしたから~トイレに~にげた~」
「ぺろりんさんといっしょにとおった、あの空間は何?」
「よくわからない~」
「ぺろりんさんは、妖怪なの?」
「よくわからない~。ぼくは~ぼくだよ~」
「ぺろりんさんは、何ができるの?」
「よくわからない~」
「ぺろりんさんは、なんで困った時にきてくれるの?」
「よくわからない~。困った~って声を~聞くと~ウズウズする~」
「ぺろりんさんは、何を食べているの?」
「よくわからない~」
「ぺろりんさんは、なんさい?」
「よくわからない~」
「ぺろりんさんは、どこのトイレでもいけるの?」
「知らない~トイレだと~道に~まようことが~あるよ~」
「え? 道にまよっちゃうって、いきたいトイレをまちがっちゃうってこと?」
「そうだよ~。道を~おぼえないと~いきたい~トイレに~いけないよ~」
ぼくは、まえに聞いたことがあるけれど、デーブと見崎さんははじめてだから、いくつかおなじことを聞いた。
思っていたとおり、ぺろりんさんのこたえに「よくわからない~」が多い。
こうなったら〈よくわからない~ふしぎないきもの ぺろりんさん〉にしてしまおうかな。
「ぺろりんさん、ありがとう。シロダマ、トビハネ、クロダマ、べろんもありがとう」
「どういたしまして~」
「ポー」「キュルルー」「ギー」「べろろ~ん」
お礼をいうと、ぺろりんさんたちはみんな帰っていった。
ぼくたちは、一度家にもどってから登校して学校で学級新聞について話し合うことにした。
「おもしろい学級新聞ができそうだわ」
「ふんがはは。まだドキドキするな。ふがっふん!」
「休み時間を使って〈みんなが知らないふしぎないきもの新聞〉をどんどん進めていこうよ」
その日の学校の休み時間はとても楽しかった。ぜんぜん時間がたらないくらいだった。
つづく




