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『ラウンド1から世界へ。』  作者: 龍崎
第3章 CHRONOS STRIKE PRO LEAGUE

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第2話 開幕前評判

CSPL開幕特番終了から数時間後。日本中のCHRONOS STRIKEコミュニティは完全にその話題で持ち切りになっていた。ディビジョン分け、戦力分析、優勝予想。そしてORBIT。新規参入ながら世界王者MINATOと世界王者経験者REIGNを擁する異例のチームに、多くのファンや関係者が注目していた。


SNSでは早くも議論が始まっている。


『DIVISION Aやばくね?』

『ORBIT、PHOENIX、VORTEXいるじゃん』

『でもBの方が魔境だろ』

『KNIGHTいるし』

『LIBERTYもAEGISもいるぞ』

『Bの方が地獄』

『AはORBIT中心』

『Bは強豪だらけ』


配信者たちも続々と特番の振り返り配信を始めていた。


天羽ミコトの配信。


視聴者数はすでに一万人を超えている。


「みんな順位予想どう思った?」


コメント欄が一気に流れる。


『ORBIT低い』

『五位はない』

『実績評価なら妥当』

『MINATOいるのに』

『でもリーグ初参戦だし』


ミコトも頷いた。


「正直戦力だけなら優勝候補だと思うんだよね」


「ただリーグって個人戦じゃないから」


『それはそう』

『S級選手集めても勝てるとは限らん』

『チーム戦だからな』


「でもREIGNとMINATO同じチームは普通に反則だと思う」


コメント欄が笑いで埋まる。


『それはそう』

『火力高すぎる』

『大将REIGNやめろ』

『MINATO先鋒とか来たら嫌すぎる』


一方、別の大型配信者のチャンネルではDIVISION Bの話題になっていた。


「俺はBの方がやばいと思う」


『分かる』

『KNIGHTいるし』

『LIBERTYいる』

『白狼もいる』

『プレーオフみたいなメンツ』


「CRIMSONのKNIGHTが強すぎるんだよな」


「しかもLIBERTYにCROWNいるじゃん」


「AEGISに白狼と神威もいる」


「普通に世界大会レベルだろ」


コメント欄も同意が続く。


『Bが死の組』

『プレーオフ前に潰し合ってる』

『どこ落ちるか分からん』

『RAVEN’S NESTですら安心できない』


その頃、ORBITチームハウスではMINATOたちもSNSを眺めていた。


「めちゃくちゃ言われてますね」


「いつものことだ」


REIGNが笑う。


ACEもタブレットを見ながら口を開いた。


「面白いのは、ほとんどの人がBを死の組扱いしていることですね」


「違うんですか?」


「いや、死の組です」


即答だった。


MINATOも思わず笑う。確かにBディビジョンにはKNIGHT、CROWN、白狼、ARES、BLADEといったトッププレイヤーが集まっている。開幕前評価だけならAより厳しいという意見も理解できた。


しかしACEは続ける。


「ただAも十分おかしいですよ」


「PHOENIX」


「VORTEX」


「VALOR」


「どこも強いです」


「確かに」


MINATOも頷いた。紅蓮、月読、LONG。五大大会常連クラスが普通にいる。楽な試合など一つもない。


SNSではさらに別の話題も盛り上がっていた。


『今年の新人王誰だ?』

『MINATOは対象外?』

『世界王者だから対象外だろ』

『GENESISの天城アキラ』

『METEORのKEN』

『CSPL楽しみすぎる』


そして最も多かった話題はやはり優勝予想だった。


『結局優勝どこ?』

『LIBERTY』

『CRIMSON』

『ORBIT』

『AEGIS』

『分からん』

『今年マジで分からん』

『過去一混戦』


それはファンだけではない。解説者も、配信者も、選手たちも同じだった。誰も確信を持てない。だからこそ面白い。


日本最強チームを決める戦い、CSPL。


開幕まで残り九日。


期待と予想だけが膨らみ続ける中、日本中の視線は少しずつリーグ開幕へ向かい始めていた。

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