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日本にダンジョンが現れた!  作者: 赤野用介@転生陰陽師7巻12/15発売
第二巻 ダンジョン問題が日本を動かした

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33/74

33話 井口邸にて

 時計の短針と長針が同時に真上を向いた頃。

 次郎は当初の予定より三時間も早く、時計塔へと戻ってきた。

 するとダンジョンの奥では届かなかった携帯端末の電波が立ち、担任から出された早期集合指示のメールが受信される。同時に、ナンパに成功した四人組のうち中川からも、代表しておざなりな安否確認が届いた。

 先に少女と別れ、携帯端末を収納でしまって制服に着替えた次郎は、外で昼食を摂りながら中川に返信を済ませてから、何食わぬ顔で集合場所に紛れ込んだ。

 自由行動から急遽呼び集められた七村高校の修学旅行生たちは、一〇クラス中七クラスが午後三時までに集合を果たした。

 その中には中川達も含まれており、一組は全員が予定よりも早く揃っていた。


「いやぁ次郎くん、実にすまないね。俺ら連絡先、交換しちゃったよ」

「分かった、死ねい」


 次郎自身は、謎のお嬢様から電話番号どころか携帯端末そのものを預かっているのだが、ナンパに成功したとは見なせないだろう。

 いずれにしても次郎たちの班は、各々が修学旅行の最後に自由すぎる経験を積んだようであった。


「よし、全員揃ったクラスはバスに乗れ。ホテルに移動するぞ」

「「はーい」」


 やがて揃った生徒を乗せたバスから順に動き出し、三日目の宿泊地であるホテルへと移動を開始した。

 なお帰って来なかった生徒の大半は、観光名所の一つであった北海道ドームでの騒ぎに巻き込まれ、あるいは情報を知って自ら駆け付け、実際に内部へと潜ってしまったようである。

 魔物が出なくなった山中県で、スムーズにレベルを上げられる最終年齢層たる高校生にとって、今回の入口決壊は人生最大にして、最後のチャンスだったのだ。

 そして何故レベル上げが悪いのかを具体的に説明していない政府の制止には、抑止効果が非常に乏しかった。

 彼らはレベル上昇と引き替えに不法侵入などで捕まり、取り調べを受けて起訴猶予で釈放されるまで北海道滞在を余儀なくされた。

 こうして七村高校生は、数十名もの生徒が捕まって予定通りに帰れなくなるという中川以上の伝説を残しつつも、全ての行程を終えて帰郷を果たした。



 それから暫くの時間が過ぎ、再び土曜日がやって来た。

 七月八日、北海道の時計塔前。

 安っぽい私服に色眼鏡とマスク、カツラに帽子という非常に怪しげな格好をした次郎は、敢えて一週間前と同じ格好をしたであろうお嬢様と再開を果たした。


「着いてきて下さい」


 格好を突っ込まれるかと思った次郎は肩すかしの気分で、少女の後ろを歩いた。

 共通の話題など無いため暫く無言で歩くと、やがて高そうな黒塗りの車が停めてあるのが見えてくる。

 二人の男性が車外に立っており、少女が近付くとドアを空けられて車内へ招かれた。

 少女と次郎が相次いで車内に乗り込むと、二人の男性は運転席と助手席に座って静かに車を発進させた。


「今日の交渉は、私の担当ではありません。到着まで暫くお待ち下さい」

「分かった」


 少女の説明に了解を返した次郎は、車外を眺めながら交渉相手の想像を始める。


 三日目の夜、次郎の体験談と判断を聞いた美也は迂闊な行為を注意した後、位置情報が知られないように収納能力でしまっていた携帯端末の中身を他所で調べた。

 次郎が獲得した収納能力Aは、二〇フィートコンテナと同サイズ分まで入る倉庫を、異次元空間に持つ能力だ。さらに空間内は時間が停止しており、録画中のカメラも取り出すまで止まっていた。

 従って収納能力を用いれば、時間が止まった異次元空間に置かれた携帯端末の位置情報を調べる事は不可能だ。

 そして過去に行った事がある他県に跳んでから携帯端末を取り出せば、居場所を誤魔化してメールを受信する事が出来る。


 美也は、少女がわざわざ携帯端末を差し出したのは、一度連絡先の受け取りを断った次郎に対して、交渉させるために自分の個人情報を包み隠さず明らかにしたのではないかと考えた。

 何しろ、お坊ちゃまの次郎が超を二つほど付けるようなお嬢様らしき相手である。アドレス帳や普段の連絡者を見せて、地位や財産などを用意できると示したのではないかと。

 それに対して次郎は、まさか自分より年下の少女がそこまで考えるだろうかと疑った。

 はたして結果は、美也が予想したよりも遙かに上だった。



 交渉に出てくる相手への個別対応案も美也に用意されているが、今のところ誰が出てくるのかは確定的ではない。

 黒塗りの高級車を動かしている立派な体格の三〇代前半の運転手は、運転手と護衛を兼ねているのだろう。また助手席に座っている男性は、武道とは別の意味で隙が無いため、相当のキャリアであろうと思われる。

 堂下家がお手伝いさんを雇っていたのは曾祖父の代までであり、今の時代に運転手や護衛を雇える相手の財力には呆れざるを得なかった。

 そんな田舎の古い地主より遙かに格上の相手に手配された車で、次郎はとある邸宅まで連れて行かれた。

 邸宅は表札には、井口豊と掲げられている。


「偶然の一致かな。よくテレビで見る名前だけど」

「どのテレビ局でご覧になられますか」

「どこでも見る名前だな」

「それでは、ご想像の通りだと思います」

「共和党の党首か」

「はい、祖父です」

「それは大した大物だ」


 次郎は美也が予想した中で一番の大物が相手だった事に、思わず溜息を吐いた。

 二〇四五年七月現在、衆議院の四四五議席は次のようになっている。


 ・労働党 二二三議席(与党)

 ・国民党  三一議席(連立与党)


 ・改革党  七一議席(野党第一党)

 ・共和党  六三議席(野党第二党)

 ・新生党  二八議席(野党第三党)

 ・共歩党  二一議席(野党第四党)

 ・その他   八議席(その他)


 井口豊とは、野党第二党である共和党の現代表者である。

 彼は三度の閣僚経験を持ち、連立与党時代の最後には総務大臣を勤めた超大物政治家の一人だ。

 今すぐ回れ右して帰りたくなった次郎は、一礼すると示された席に背筋を伸ばして座った。

 そして数秒だけ目を瞑り、気を取り直して目を開ける。


 正面には、テレビでよく見る強面の井口党首が座していた。

 その隣には、国会で鋭い指摘を行う事で印象深い、同党の広瀬秀久が座している。

 一緒に来た少女は、広瀬衆議院議員から一つ席を空けて、その隣側に座った。他にも秘書らしき人間が二人居たが、着席する様子は無い。

 彼らが交渉相手だった場合には、美也から特別な対応を指示されている。

 次郎は自ら口を開いた。


「本日はお招きにあずかり、ありがとうございます。大変申し訳御座いませんが、顔を隠します事をご了承下さい」

「ふむ。なぜ顔を隠さなければならないのかね」

「それは政府がダンジョンの存在を隠し、それを知る者を口封じしようとするからですよ」

「口封じとは?」

「去年の八月一日から二七日に掛けて、山中県の初級ダンジョンで機動隊から三六式小銃で撃たれ続けました。先制攻撃を仕掛けたのはあちらで、初日から全て録画してあります。撃った実行部隊の装備も三人分、丸ごと確保してありますよ」


 そう言って次郎は、初級ダンジョンのボス部屋で回収した自衛隊員の装備を収納から出して応接間の机の上に乗せる。

 少し焼けた三六式小銃、三三式鉄帽、防弾チョッキ三型改、戦闘パッド、弾入れ……。

 次郎は次々と並べてみせた後、それらを収納で仕舞い込んだ。


「お話の前に、少し映像を見て頂きましょうか」


 片付けられた机の上に、収納能力でノートパソコンが起動状態で取り出される。

 すぐに再生が始まり、八月一日に撃たれた映像から順に、次郎の解説を交えながら機動隊らが銃口を向けて実弾を発砲する映像など次々と流されていった。

 元々証拠用に集めていたもので、固有名詞や顔が映る場面は極めて少ないが、それが入っている部分は全て音声や画面を消して編集済みだ。

 だが状況がエスカレートし、出会い頭に容赦なく実弾を撃ちまくる映像などが流されるに至り、視聴者は声を失い、いつしか少女や秘書達も映像を覗き込んでいた。

 コーヒーなどが運ばれてくる間にも、動画は衝撃的な光景を映し続けた。強面の井口党首と、鋭い眼光の広瀬議員の表情は、ついに険しさの極みに達する。

 やがてキリの良いところで映像が止まると、次郎はダンジョンが別空間であるという持論を展開し始めた。

 巨大構造物が出現した新宿などの地下にある地下鉄や下水管などが、ダンジョンに押し潰されず綺麗に残っている事から、都市を丸ごと飲み込むほど大規模な地下空間は日本の地下とは別の場所に繋がっており、日本の国内法は適応されない事。

 従って次郎たちは、公海上で海賊船から警告と同時に実弾発砲されたようなものであり、発砲してきた機動隊側に正義は無い事。

 実弾や麻酔銃を命中させておきながら、それを払う防御の風魔法を展開すると、あからさまに蹌踉よろけて見せてから「公務執行妨害だ」等と言って機関銃を撃ちまくる行為には正当性の欠片もないこと。

 そもそも現政権が日本国内に現われたチュートリアルダンジョンを隠し、地主から土地を接収して魔法や特典を独占していた事や、実際に攻略でどのような特典が得られるのかを一通り話していく。


「現政権が隠し続けてきたチュートリアルダンジョンの映像も全階層を記録してあります。現在の初級ダンジョンよりも魔物が弱く、レベルを上げやすい特徴が有りました。政府に捕まれば口封じされますし、実際に今まで数千発撃たれましたので、顔は隠させて頂きます」


 次郎の話が終わると井口党首と広瀬議員は暫く押し黙り、次郎を睨み付けるように見つめた。

 暫しの沈黙が続いた後、広瀬議員が口を開く。


「君の他にも、撮影協力者などが居るようだね」

「事前に話はしましたが、ここには連れて来ていません。今日は井口党首のお孫さんに、一度機会を設けて頂ければ良い事があると聞かされたので、少しだけ期待して訪問させて頂いた次第です。まあ期待以上でしたが」

「それはどのような意味かね?」

「先週、お孫さんに『現与党の行動の是非』を問われました。そこで政府がチュートリアルダンジョンを五年以上隠してきた事を話すと根拠を求め、証明すると私の連絡先を求められました。そこでお孫さんの親族が、証拠があれば現政権ないし勢力基盤にアクションを起こせる人物であろうと予想したわけです。ですから、それが期待以上だったと申し上げました」


 なお予想したのは美也であり、次郎は全く分かっていなかった。

 仮に政界の関係者だった場合、相手に応じて何段階かの対応パターンが考えられた。そのうち相当の力を持つ国会議員本人が相手だった場合、予てより集めていた物を一部託す事も話し合われた。

 そして井口豊の場合、美也の条件に完全に合致している。


「かくも一方的に撃たれて気に食わないのは、私も仲間も同意見です。もしも映像データがご入り用でしたらコピーを差し上げても良いのですが、魔物や機動隊に襲われて衣服がよくボロボロになりますので、お渡しする場合は有償とさせて頂きたく存じます」

「いくらだね」

「高容量の記録媒体を五本用意しました。内容は選別した機動隊に銃撃される詳細動画が計二本、チュートリアルと初級ダンジョンの魔物全二五種類を撮影した動画が計二本。他に春先に撮影した東京とロンドンを転移で往復する動画と、収納で様々な物を自在に出し入れする動画、回復魔法実験の特典映像付きで一本。放映権も添えますので、値段を付けて下さい」

「一本につき一〇〇万円で、合計五〇〇万円でどうだね?」


 広瀬議員が値段を付け、次郎は即答を避けて暫く考え込んだ。

 次郎には、個人的に欲しいものがある。それは、美也の大学への進学費用だった。

 美也は六年制の医学部に強い興味があるようだが、元親とは戸籍が別れており、決して裕福とは言えない祖母にもあまり負担は掛けられない為、諦めている節がある。

 希望する進路に一体いくら必要なのかと計算したが、学費や専門書等の購入金額を計算していけば、国立でも一年間に一〇〇万円を下る事は無いだろう。また県外に進学するとすれば、家賃も相応に発生する。アルバイトを計算しても、五〇〇万では足りない。

 次郎は無償で奉仕する正義の味方ではなく、自身と美也を優先する利己主義者だ。


「一旦持ち帰りまして、仲間と相談する事に致します」

「私が出そう。合計一〇〇〇万だ」


 一瞬だけ止まった次郎は、目標額に届いたと判断して頷いた。


「それで結構です。現金と引き替えにお渡し致しますので、その際に中身をご確認下さい」

「和馬、今すぐ金庫を開けて一〇〇〇万円持って来い」

「分かりました」


 車の助手席に座っていた秘書っぽい人が、井口党首に指示されて応接間から退出した。

 一〇〇〇万は、高級車一台分である。それで支持率が一〇%も入れ替わるなら、野党と支援者にとっては破格の買い物だろう。

 もっと吹っ掛けても良かっただろうかという欲が脳裏を過ぎったが、あまり欲を出しすぎると後が恐いかと思い直し、価格交渉はこの辺で止めておく事にした。

 ついでにお礼を述べておく。


「生活費が稼げました。感謝します」


 次郎の口から出た要求の弁明に、広瀬議員が怪訝な表情を浮かべた。


「君は、とても貧乏な家の子には見えないがね」

「お調べになられたのですか?」

「いや、綾香君から君を呼ぶ条件は聞いている。いくつかの情報から推察しただけだ」


 綾香と呼ばれた少女は頷きを返す事で、横目を向けた次郎に詮索していない事を伝えた。

 信憑性の程は不明だが、相手が少女よりも遙かに推察力の高い広瀬議員である事を鑑みれば、次郎の振る舞いから家庭の生活水準を推察できたとしても不思議ではない。

 もっとも、先ほど美也の読みを口にした事で、過大評価されたのかも知れないが。


「大凡ご推察の通りです。リーダーとして、責任がありますので」

「責任感があるのは良い事だな」


 広瀬議員はそう評して、価格に関する話を打ち切った。

 すぐに銀行の帯がされた札束の山が運ばれてきて、五つの記録媒体と引き換えに次郎の前に積み上げられていく。

 現金を持ってきた男性がデータを確認する間、次郎もお札の枚数をペラペラと確かめた。


「ところで君たちは、ダンジョンの存在を詳らかにした方が良いと考えているようだね」

「そうですね。仲間と共にダンジョンに挑んだ切っ掛けが病気でしたので、医療や回復魔法の実用化にはそれなりの思いがあります。それに口封じされ掛けた件にも腹が立ちますし」

「よく分かった。このように秘密を知った国民を口封じして回るなど、大場政権は言語道断だ。チュートリアルダンジョンを隠してきた事で、何も知らなかった国民が受けた魔物被害も断じて見逃す事は出来ん」

「流石に政治家ですね」


 広瀬議員は当然だと言わんばかりに、無言のまま自然に頷いた。


「君に新しい携帯端末を渡したい。名義は我々に繋がらない支援者になっている」

「……別にいりませんけど」

「結局のところ君と我々は、現政権に対抗する同志だ。労働党を追いつめるために確認事項が出るであろうから渡すのであって、労働党を利する君の個人情報を調べるつもりは毛頭無い」

「まあそれは分かりますけど」


 差し出された携帯端末の受け取りを次郎が渋ると、横から少女が口を挟んだ。


「お願いします。それが駄目でしたら、また私の携帯端末を持たれますか?」

「どうしてそうなる」

「今回のご連絡とは無関係な携帯端末の中身を、洗い浚いご覧になられましたよね。もしかして私の携帯端末の中身に興味がおありなのかと思いまして」


 少女が何を以てそれを調べたのか、持ち主ならざる次郎には定かでは無かった。

 だが墓穴を掘る弁解をしなくても、表情を読んだ少女にとって次郎の沈黙は肯定と同義だった。


「個人的な部分を全て見られたのはショックでしたが、許して差し上げる事も出来ます。そちらの携帯端末を受け取って頂けましたら」

「分かった。ギブアップ。お嬢さんには勝てない」

「はい。それでは、二つ目のお約束を致しました。申し遅れましたが、私は井口綾香と申します。中学三年生です。今後ともよろしくお願いします」

「俺は名乗れないけど、お手柔らかに」


 白旗の代わりに両手が挙げられ、卓上の携帯端末が回収されるのを見届けた広瀬議員は、力強く頷いた。


「その端末には、井口豊衆議院議員、綾香君の伯父でもある私、広瀬秀久。そして私の議員秘書であり、綾香君の父でもある井口和馬君の三人が一時的に持つ別名義の端末が登録されている。後で綾香君からも別名義の携帯端末で着信を入れさせるので、登録しておいてくれたまえ」

「随分と手が込んでいますね」

「当然だ。これから労働党に対して全面攻勢に出る。一瞬たりとも隙は見せられん」


 広瀬議員の全身から、静かな炎が溢れ出した。

 その様子を少年は満足げに見つめ、そんな少年を少女は静かに観察し続けた。


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