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日本にダンジョンが現れた!  作者: 赤野用介@転生陰陽師7巻12/15発売
第二巻 ダンジョン問題が日本を動かした

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30話 ラベンダー畑

 一組には、哀れな男が二人居る。

 その一人は、竹壁に仕切られた女湯の前で、あるはずの無い隙間を探し続けた男である。

 彼は如何なる理由でか、そこには間違いなく桃源郷の入り口があると確信しており、他の男子生徒に止められるまで延々と張り付き続けていた。

 その姿は、まるでギャンブルに金を注ぎ込んだ男が、投資を少しでも取り返そうとして自分では引き返せなくなる様に似ていた。

 彼は一〇分以上も竹壁の前で粘った結果、男子からは尊敬の眼差しを向けられる一方で、噂を耳にした女子からは大いに蔑まれてしまった。

 覗ける穴など存在しなかったので、実害は発生していない。

 彼は同行している生徒指導の教諭から「おかしな真似をするな」と口頭注意を受けるに留まった。

 だが修学旅行の第一集団である一~三組九〇名の中では、今や最も話題に挙がるネタ話として面白おかしく語られている。いずれ修学旅行が終われば、第二集団の四~六組や、第三集団の七~一〇組へも広がっていくだろう。


 そしてもう一人は、これから非公開裁判を待つ身である。

 裁判官はレベル六三という超能力で事態を知覚し、エリート幼馴染みという天然の高性能嘘発見器まで所持しているため、シラを切れば自動的に量刑が重くなる。

 元々空いていた竹壁の隙間を知らずに覗き込んだという言い訳は、見たか見ていないかの二択で有罪と無罪を分ける裁判官には通じない。

 罪刑法定主義を掲げる日本の司法では、被告人の行為は自らの意志に因らない不作為だった点が充分考慮された判決が出されるかも知れないが、残念ながら今回開廷されるのは民事裁判ですらない。

 要するに有罪は確定しており、あとは判決文が読み上げられるのを待つ状況であった。



 明けて早朝。

 大広間に並べられた御膳の前に次郎が座ると、その隣に当然の如く美也が座った。

 高校では食事の際に、誰の隣に誰が座るという決まりなど設けられていない。

 抵抗が無駄だと知る次郎は、自然に逆らう素振りを見せること無く、大人しく隣にお茶を注ぎ始めた。

 すると嵐の前の静けさを保つ台風は、お茶を入れられたお返しとばかりにご飯をよそって次郎に差し出してきた。

 これがどんな量でも被告人に拒否権は無いのだが、ご飯の量自体は普通だった。素直に受け取った次郎は、自分の分のお茶も注いでから吸い物の蓋を取る。

 その間に噴火前の火山は自身のお椀にご飯をよそい、吸い物の蓋を取ると音を立てずに一口啜った。

 朝食は程々に軽めの和食で、ご飯、豆腐とワカメの吸い物、焼き魚、卵、海苔、おひたし、ひじきの煮物だった。

 それらに箸が付けられる一挙一動を、次郎は生唾を飲み込んで見守る。


「食べたら?」

「…………はい」


 様子を窺うというバッサリと切って捨てられた次郎は、怖ず怖ずと朝食に口を付け始めた。

 二人の気配を察してだろうか、あるいはレベル相応の威圧でも自然と発せられているのだろうか、一組の生徒たちは決して次郎と美也の隣に座ろうとはしなかった。

 その空いた席を、やがて何も知らない他のクラスの生徒達が埋めていく。

 これが中級ダンジョンであれば、危機察知能力の低い彼らは間違いなく地下二階まで辿り着けずに死んでいただろう。

 だが彼らにとっては幸いな事に、旅館内の魔物は既に自らの獲物の首に牙を突き立てており、標的が変わる事は無かった。

 暫く表面上の平和が続き、やがて周囲の雑談が大きくなった頃、美也が再び口を開いた。


「貸し一つ。今回のは、特別枠の小さい貸し一つ」


 唐突に、次郎の右隣から左人差し指が一本突き立てられる。

 そして特別である旨が強く協調された後、一拍ほどの沈黙が訪れた。

 次郎が沈黙を保ったまま様子を窺うと、最後に判決が下る。


「一つだけ、相応の要求を飲むこと。分かった?」

「…………はい」


 横合いから目力で圧しつつ、判決文を読み上げた美也に対し、次郎は素直に頷いた。

 被告人が観念して判決を受け入れるのを確認した裁判官は、黙々と食事を再開する。通告を出し終えた美也は、それで解決とするようだ。

 よく考えれば、高レベルの魔法で瞬時に穴だけを塞ぎましたなど言えるはずも無く、であれば被害は存在しなかった事になる。

 もっとも、そんな公式記録とは裏腹に、次郎は特別枠の小さい借りを負って頭を悩ませた。借款の返済期限は定められていないが、取り立て人が次郎を知りすぎているために、踏み倒しは不可能だ。

 転移が絵理にバレた時の、次郎感覚での「特別枠の中くらいの借り」も溜まっており、首が絞まる前に精算したいが、美也が大抵の問題を自己解決できるために機会は滅多に訪れない。

 美也感覚での「特別枠の大きな貸し」は一つあるが、それに関して次郎は最初から精算を求める気は無い。

 次郎は意気消沈したまま朝食を口の中に詰め込むと、二日目の目的地へ赴くべく、ゾンビのような足取りで一組のバスに乗り込んだ。


 修学旅行の二日目は、北海道の横断だ。

 千歳方面から東進して富良野市のラベンダー畑を見学した後、さらに東へ進んで空が映し出される屈斜路湖くっしゃろこを眺め、蒸気が噴き出す硫黄山に訪れるという行程である。

 一日目に飛行機で移動した距離に比べれば短いものの、山中県では有り得ない超超距離で、高校生の感覚では無茶苦茶だ。

 旅のしおりには、修学旅行のスローガンに北海道の雄大さを体験して大きな心を育むなどと書かれていたが、モノは言い様であると関心すらさせられる。

 尤も、観光バスの運転手にとっては、これが日常茶飯事であるらしい。

 四〇代の運転手はバスガイドに煩い高校生達の相手を任せると、自らのペースで観光バスを走らせ続け、概ね予定時刻通りに運び切った。


「本当に移動できるんだねー。大富豪してたら、あっけなく着いちゃったよ」

「一番負けたナカさんがラベンダーソフトの驕りで決定。いやぁ悪いねぇ」

「大貧民に奢らせるとかおかしいだろ。むしろ大富豪が奢れよ!」


 到着したバスから続々と降りてきた生徒達は、担任から集合時間が念押しされた後、北海道に数ある観光名所の中でも王道であるラベンダー畑の中へと解き放たれた。

 空は快晴で、紫、ピンク、オレンジ、白、赤といった色鮮やかな花々が眩しく映える。

 金曜日の午前という時間帯で、周囲の来園者は疎らだったが、見学する側にとっては都合が良い。

 心持ち気を良くした次郎は、鮮やかな畑の中を歩き出した。


「おーっ、これって全部ラベンダーなのか?」

「紫はラベンダーだけど、ピンクはコマチソウで、オレンジはカリフォルニアポピー、白はかすみ草、赤がポピーかな」


 四割ほど機嫌の治った美也が、次郎に歩み寄ってきた。

 とはいえ透明な心の壁が、今も全身に薄く張られている。

 それを自覚しつつも歩み寄るべく、敢えて近付いてきたのだろうというのが次郎の分析だった。

 次郎は自らも歩み寄るべく、左手を伸ばして美也の右手を握った。

 すると複雑な機嫌のパロメータが上下に急激な変動を見せる。

 普段であれば美也側の意志も加わって相乗効果を発揮するのだが、現状ではそこまでは期待できないらしい。


「美也」

「なに?」

「ほら、行くぞ」


 強引に手を引き寄せられた美也は反射的に従い、次郎と共に歩き出した。

 片側車線でも通り抜けてしまえば交易路は繋がるらしく、パロメータの数値が六~七割くらいで落ち着きを取り戻す。


「結構色んな種類があるんだな」

「うん。だから綺麗に咲き並ぶのが六月末から七月末までで、開園もその一ヵ月間だけみたい」

「随分と短いな」

「仕方が無いよ。花の命は短いんだから」

「ふむ。それなら俺は、この花を愛でるか」


 次郎は回れ左でクルリと半回転すると、右手で美也の頭を撫でた。


「次郎くん、そういうの、誰から習ったの?」

「俺の知識の源泉は、概ねネット小説だ。数百人の先生が居るようなものだな」

「なんか凄くヤダから、やり直しを要求します」

「うぐっ」

「要求します」

「マジか」


 美也が突然、『特別枠の小さな貸し』の返済を要求した。

 この場合、拒否には重い利子が付き、より困難な状況で使用される事になる。

 次郎は自身の乏しい語彙から必死に見栄えの良い言葉を紡ごうとしたが、そういう事を求めているのではないと目で訴えられ、抵抗虚しく胸の内を言わされた。


「…………美也が一番可愛いよ」


 次郎自身の辞書に記されている言葉は、小学生か、下手をすると幼稚園児並であった。

 祖母達の作った箱庭で美也と暮らしていたため、成長する機会を失していたのかもしれない。

 しかし相手は同じ箱庭育ちにして、次郎とほぼ同レベルの美也であった。


「…………もう良い」


 聞かされた側は下を向いたが、耳が赤かったので効果の程は窺えた。

 あらゆる攻防は、相対的なものである。

 どれだけ強くとも、相手の方が強ければ勝利できない。

 逆に自身が弱くとも、相手の方が弱ければ敗北しない。

 ただし今回の場合は、互いに同レベルなので、第三者視点では同等のダメージを受けているのは一目瞭然であった。

 世の中には肉を切らせて骨を断つという諺があるが、あれを現実で実施した結果がこの様である。

 それでも肉が抉られた結果、ラベンダー畑を回りきった頃には、美也の機嫌は普段の五割増しで良くなっていた。


 ラベンダー畑での散策を終えた一行は、屈斜路湖くっしゃろこと硫黄山に相次いで足を運んだ。

 屈斜路湖は、数十万年前から数万年前にかけて激しい火山活動が繰り返された後、巨大な窪地が形成されて湖になった日本最大のカルデラ湖だ。

 最後の噴火は最終氷河期の中期にあたる約三万年前で、ネアンデルタール人の絶滅前らしく、今後の噴火を次郎が見る事は無いだろう。

 広さは約八〇平方キロメートルで、東京都新宿区が四つくらい入る。それが冬には全面結氷するらしいが、次郎の訪れた七月は流石に氷が浮いておらず、向こう岸と空の雲が水面に映し出されていた。

 確かに湖は雄大で、学校が教育の一環として生徒達を連れて来た意味も理解できたが、普段から田舎を見慣れている次郎には今一つ有り難みが感じられなかった。

 一先ず風景を携帯端末で撮影しまくると、そのまま硫黄山へと移動する。


 硫黄山は、屈斜路湖からバスで一〇分の距離にある。

 屈斜路カルデラと摩周カルデラとの間に挟まれた活火山で、最後の噴火は数百年前の水蒸気爆発らしい。年数が曖昧なのは、北海道開拓が本格化したのが明治時代からであり、それ以前に暮らしていたアイヌ民族に記録が無いからだ。

 明治時代、マッチや火薬、紙やゴムの製造に用いられる硫黄が文字通り山のようにあった硫黄山には鉄道が敷かれ、二十余年に渡って採り尽くされるまで採鉱と大量輸送が続けられた。

 飛躍的に発展した明治時代を支える一助が、北海道の豊かな自然の齎す資源であった事は、中々に感慨深い。

 景色よりも歴史に興味を持った次郎は、ここで修学旅行の目的を果たすに至った。


 高尚な旅行を終えた次郎たちは、二日目の夜を過ごすホテルへと移動した。

 ホテルは昨日の旅館ほどでは無いが安っぽく、何の飾り気も無い狭い部屋にベッドが二つ置かれており、生徒達はクラス毎に名字のあいうえお順で次々と押し込まれてった。

 そして堂下次郎は、中川仁大と相部屋である。

 ホテルには露天風呂など無く、普通に風呂に入ってテレビを見るしかなかった。流石に暇なので、男子同士で部屋を行き来してトランプなどで遊んでいるうちに時間が過ぎる。

 すると徐ろに中川が立ち上がり、凜々しい表情で高らかに宣言した。


「おいジロー、女子の部屋に行くぞ」

「…………ナカさん、いきなりだな」

「全然いきなりじゃ無いだろ。むしろ一日耐えた俺を褒めろジロー。ていうか温泉の時のアレは何だよ。絶対覗けると思ったのに、なんで覗けないんだよ。お前はアレか、心眼で透視してたのかっ!」

「まぁまぁ、落ち着けって」


 興奮した中川を落ち着けるべく、次郎はゆっくりとした口調で宥めに掛かった。


「二日目に期待を掛けてみれば露天風呂なんて存在しないし、一体どないせいっちゅうんじゃ!」

「分かった、分かった。というか、ナカさん。女子の部屋に行って、何をしたいんだ?」

「はぁ、お前、決まってるだろ。それはもう、うっひょっひょっひょ」

「おまわりさーん、コイツが犯人でーす」


 奇っ怪な声を上げ始めた中川に耐え切れなかった次郎は、思わず国家権力に助けを求めた。

 そもそも美也との一件は完全に解決したが、中川の方は全く気にしていなかった。そして放置した結果、中川の精神はついに暴走したらしい。

 たった一日しか保たないとは、まるで福島原発一号機並みに柔な精神構造だ。日本中がビックリ仰天である。


「まあアレだ。変な事したら、明日北海道ドームに行けなくなるぞ」

「どうした、堅いこと言うなよ。硬いのは、ここだけでええんやで?」

「やかましいわ」


 中川の右手が怪しく動いて領空侵犯を行ってきたため、次郎は速やかに迎撃機を飛ばして容赦なく撃墜した。


「とにかく俺は行かん。だが止めないから、ナカさんいってらー」

「何だよ、来ないのかよ。裏切り者め」


 中川は愚痴りながら廊下に出て行き、ほんの数分で戻ってきた。


「お早いお帰りで?」

「フナヤマンが廊下で待ち構えてた」

「へ、フナヤマンが?」


 フナヤマンとは、次郎たちの担任である舟山浩之先生の愛称だ。

 教科は国語で、漢字検定で美也に準一級を受けさせると同時に自分が一級を受けて受かるという実に大人げない三十路のオッサンである。

 高校生の学習範囲をとっくに網羅した美也も、流石に趣味の範囲に属する漢字検定一級の漢字までは覚えていない。そこを突いて一級を受験し、合格をクラスで発表して教師の面目を保つという結構セコい担任だ。

 フナヤマンは一級の受験にあたって二ヵ月ほど家で勉強していたらしく、確かに努力家ではあるのだが、セコいので素直に賞賛しがたかった。


「ああ。あいつ、階段の前に椅子を持ち込んで、俺らの部屋と階段を同時に監視してやがった」


 中川は旅のしおりを取り出すと、男子の二~四階と、女子の五~七階を指し示す。

 男女の部屋は階が分かれており、階段若しくはエレベーターを使わなければ行き来できない。

 そしてフナヤマンが陣取っているのが階段前であり、エレベーターは階段の奥にある。言うなれば、倒さない限り先には進めないダンジョンの中ボス的な配置だ。


「流石フナヤマンだな。奴の性格だと、夜中まで監視を続けると思うぞ」

「あいつ、ほんとにもう。いきなり捕まって、釘を刺されたわ」

「てかナカさん、よく解放されたな」

「一階のロビーでお土産買いたいって言ったからな。即座に却下されたけど」

「あー。それはもう完全に目論見がバレてるわ」

「くそっ、時間差だ。奴が疲れたタイミングで行くしか無い」


 中川に諦める意思は無いようだった。

 それに付き合わされては御免だと感じた次郎は、速やかに撤退を宣言する。


「じゃあ一眠りするわ。ナカさんも程々にな」

「おう。俺はやるぞ!」


 次郎は部屋の明かりを少し落とすと、テレビを見始めた中川を無視してベッドに潜り込んだ。そして毛布を頭から被ると、身体を楽にしてとにかく寝ようと図る。

 最初は眠れないかと思ったが、いつの間にか寝入っていた。


 そして夜中、深夜二時頃にふと目が覚めるとテレビが消えており、中川は自分のベッドに居なかった。


(捕まったのか、それとも成功したのか。いずれにせよレジェンドだ)


 中川は暴走気味だったが、次郎の相手だと認識している美也と、北村の相手だと認識している塚原愛菜美をターゲットにしない程度の良識は持ち合わせている。

 それに部屋を間違ったところで、美也のレベルと攻略特典の能力加算が相手では、グリフォンですら投げ飛ばされる。

 であれば自由恋愛でも略奪愛でも、あるいは廊下で正座でも好きにしてくれとばかりに、再び次郎は眠りについた。

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