六日目ー赤土と神
旧約聖書…
旧約聖書・創世記
第三章ー第十四節
主なる神はヘビに言われた。
「おまえはこの事を、したので、
すべての家畜、野のすべての獣のうち、
最も呪われる。
おまえは腹で、這いあるき、
一生ちりを食べるだろう。
この続きもあるがとりあえず取り敢えず十四節だけにしておきたい。
これはヘビがイヴを唆し禁断の木の実を食べさせた事によって怒った短気バカの言葉だ。
ここから分る通りだが、
神はヘビを呪い、
この言葉によってヘビは脚を失い腹で歩く事と成った。
さらに、
古き蛇だが、
その正体には様々な説が飛び通う。
当たり前だろう。
ヒトが楽園を失い、
額に汗してパンを作る様に成ったのもこの蛇の仕業なのだ。
恨みをかってしまうし大抵の人間が邪悪と罵る扱いをする。
即ち悪魔…
そのうちでも
魔王サタン
堕天使ルシファー
etc
そうそうたるメンツだ。
その中でも今私が最も当たって欲しく無い説がある、
それは。
『エデンの園にてアダムとイヴを唆し我ら人類より永遠を奪いし古き蛇…その正体はアダムの前妻にて夜の魔女リリスで在る』
この説が当たってでもみろ!
今や私は蛇で!
名前がリリスで!
アダムの妻(仮)何だぞ!
あぁ、
仏様…
これも試練でしょうか?
最早脚の無くなる未来しか出てこない…
何でどうやってイヴを誘惑するのかは分からないけど、とにかく私は彼女を誘惑するであろうな…
そうして私は脚を失い磔に…
ブルブル。
そう言えば…
新約聖書・ヨハネの黙示録においてはアダムとイヴを誘惑したものはあくまでサタンで在る言う。
しかしそのサタンは悪魔の中でも最も朧げで在る。
例えば…
旧約聖書・ヨブ記
第一章ー第六節
ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。サタンも来てその中にいた
でも
わかるように何故かサタンは神に呼ばれ、
天使らが集まった時に共に神の元へ居るのだ、
更に、
同ー第七節〜
主のは言われた
「あなたはどこから来たのか」
サタンは答えて言った
「地を行きめぐり、あちらこちら歩いて来ました」
主はサタンに言われた
「あなたはわたしのしもべヨブのように全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかる者の世にいないことを気づいたか」
サタンは主のに答えて言った
「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。あなたは彼とその家及びすべての所有物のまわりにくまなく、まがきをもうけられたでわありませんか。あなたは彼の勤労を祝福されたので、その家畜は地に増えたのです。しかし今あなたの手を伸べて、彼のすべての所有物を撃ってごらんなさい。彼は必ずあなたの顔に向かって、あなたを呪うでしょう」
主のはサタンに言われた
「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手に任せる、ただ彼の身に手を付けては成らない」
サタンは主の前から出て行った。
長かったね、
ごめん。
まぁ、
お分かりの通り、
旧約聖書でのサタンとは神の言葉の正しさを証明させるための試練なのだ。
このせいですべての所有物、
奴隷も家畜も家族さえ失ったヨブは最後まで正しい神の僕であるか、
それをためすものだ。
新約聖書の扱いとはエライ違いである。
つまりなにが言いたいかと言うと、
サタン=古き蛇と私=古き蛇とでは…
「明らかにわたしの方が不利だかや‼」
「どうしたのですか?」
あ、
状況忘れてた。
続きを楽しみにしていた方は申し訳ありません。