十七日目ー幼馴染
旧約聖書…
旧約聖書・創世記
第十一章ー第一節
全地は同じ発音、同じ言葉であった。
時(2)に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。
彼(3)らは互いに言った、「さあ、れんがを造ってよく焼こう」。
こうして彼らは石の変わりにれんがを得、
しっくいの変わりにアスファルトを得た。
これぞ後に有名なバベルの塔の話。
かつて、
全ての人々が皆同じ言葉を話して居た頃。
彼らはシナルの地の平野で、
れんがを焼き、
アスファルトで固めた塔を造った。
『さあ、町と塔を建てて、その頂きを天に届かせよう。そしてわれわれは名をあげて、全地のおもてに散るのを免れよう』←第四節
そして、
人々は塔を建てた。
それが造物主たる神の怒りを買うとは知らず…
そして、
今、われわれが知ったる様に、
世界の言語は乱れた。
そのため、
後々の人はかの地の事をバベルと呼ぶ。
すべて、
我らが主、
我らが母なる者。
リリス様より頂いた知識。
そして、
そのリリス様は現在、
分体たる御身を削り、
我が幼馴染ーメノウと決闘をしておられます。
「ちく…しょう、何で当たらねぇんだ!」
メノウが叫びます、
おそらく当たらないと言うのはメノウの攻撃の事でしょう。
魔術は皆当たる事を拒否するかの如く左右に逸れ、
それが我慢ならんとけしかけた肉弾戦ではリリス様が何もせずとも体が鎖に縛られたかのように言うことを聞かない…
当たり前でしょう?
わたくしどもはみな、
リリス様の僕たる李躪なのですよ?
我等の主に危害を加える事などかなわず、
分体とは言え、殺すことなど夢のまた夢。
「李理素~~~!!!」
今度は、
何時の間にやら、
私の前から居なく成って居た琥珀がリリス様に食ってかかります。
そうはさせますか!
彼らは私の意識を開放せんと、
リリス様に抗っておりますが、
私は正常だ。
確かに、
彼らの心は嬉しく思うし、
彼らといれば楽しくも在る。
だが、
それよりも…
絶対的に疎ましい、
彼らは輝きがすぎる、
月は太陽が無ければ輝け無いが、
彼らの輝きは月をも飲み込む。
だから、
私は彼らが大好きで在ると同時に…
コロシタイほどに憎かった。




