七日目ーリベリオン丸ツー
主人公の心境に変化が…
両聖書…
旧約聖書において悪魔とは試練、
即ち超えるべき壁であり、
信仰を試す為の一種神下僕だ。
また、
新約聖書では、
悪魔は悪魔、
これ以外形容し難い。
なんというか…
何だろうか?
まぁともかく
良く無い連中だ。
古文でいうなら悪し!
って感じ。
「ミカエル?どおしたの?」
因みに今は夜、
あの反逆天使がうじゃうじゃ居た所から無事ミカエル邸…ただの小屋に帰って来た訳だが。
「え?あ、うん…ちょっとね…」
ちょっとて格好じゃ無いよね?
明らかにそれは鎧ですよ?
…
呼び出しをくらったか。
「…今夜は、僕は家にい無いから…戸締りに気をつけてね」
ほーい、
それにしても、
いつもよりも覇気が無いねぇ…
当たり前か、
戦争に行くんだもの。
そりゃ、
自分の明日も分からない所へいきゃ、
誰だって不安か。
「行くんだ…」
意図せずもれた言葉…
どうでもいいいい事なのに…
気にしてい無い筈なのに…
零れた言葉。
「⁈ 知って居たのかい?」
そりゃあ知らない筈が無い、
原因の一端は私であるし。
それ以前に決定事項だったのだ、
この事…反逆…
即ち後々の魔王、
反逆天使らを率い、
神の軍勢に立ち向かい、
最後はその身を地獄に堕とす。
堕天使ルシファーの誕生だ。
これで暫くは私から平穏は失せるだろう、
それに…
それにわかっている事だがこの反逆は失敗する、
必ず、絶対、百パーセント。
じゃ無けりゃ困る。
だから…
だから心配なんてし無い、
する必要もなければしたいとも思わない…
なのに…
何故私は祈って居るんだろう?
私は悪魔?
蛇?
どうでも良いか、
この反逆…
ミカエルの無事…ルシファーの無事…
リヴァイアサンの無事…アダム達の無事…
その他諸々の生き物達の無事…
何より、
最も私の無事に比べれば。
今の私の平穏は主に上記4人に依って支えられて居る。
この反逆でミカエルを失ってみろ、
私はどこで住むと言うのだ、
もし私がなんかの弾みで神からこのエデンの園を追い出された時私は誰に守ってもらうのだ。
そう…
あくまで私はそのためにミカエルの無事を祈る、
そうに違いない。
神様…
私が大嫌いで、
顔も見たくない偉大なる主よ…
今ここに、
始めて貴方に祈りを捧げます。
どうか、
ミカエルが無事であります様に…
この反逆が失敗します様に…
そして何より、
私が無事であります様に…
聖書の通り、
予言に過ちのありません様に…
これで良い、
ミカエル、
私はお前なんてどうでも良い、
そうに違いない。
だから、
別に怪我をしたって私は心配し無い…
だがせめて…
せめて
「生きて帰って来てね」
私の祈りは誰の為だろう?
ミカエルの為だろうか?
それともルシファーだろうか?
いや…
全部違うね…
結局、
ミカエルの為でもルシファーの為でも、
それは自己満足、
最終的には私の為でしか無い。
だったらそれで良い…
ミカエル、
貴方は無事で帰って来なさい!
貴方の為じゃ無い、
他成らぬ私の為に!




