二度目?の顔合わせ
この世界の居住区は2つに分かれている。
一つは俺達の住む都市これらは何箇所かに点在している。俺達が住んでいるのはその中で最も栄えている首都だ。もう一つ法律など存在せず、内界から半ば見捨てられたような環境の外界だ。この2つの居住区は自動で傷を修復する特殊な形状記憶物質で分けられている。
外界で最も多くの死人を出しているのは病気、殺人、幻獣だ。
幻獣とは大気中に放出された能力因子が核となるモノを元に何らかの原因で発生する怪物だ。
そして能力因子を放出しているのはーー俺達能力者だ。
人類は誰もが体内に能力因子を持っている。それを結晶を持った人のみがが能力として発現させられる。そして能力因子は能力者の身体強化にも使用される。
つまり、結晶を破壊すれば能力は使用できなくなる。結晶自体は5分ほどで再生するが。
そんな事を再確認しているうちに事務所とやらに着いた。
それは、一階にカフェのある2回誰ビルの2階に位置していた。
促されながら事務所に足を踏み入れると、
「おかえり、でいいのかな?」
白髪の若そうに見えるが妙な雰囲気を持つ男が座ったまま微笑みかけていた。
「私はここの所長をやらせてもらっているシュロイツだ。よろしく。」
そんな挨拶をしていると隣の部屋の扉が開く。
「おれぁリュウビだ!久しぶりだなぁ!」
「鍵開けたの俺なのに先入んなよ…、あ、どうもロックです。」
「おぉ~あんま変わんないねぇ〜、ヤチヨだよんっ!」
「静かにしろよ…、んぁ?あっライカです…」
ガタイのいい黒髪男、ノートパソコンを抱えた緋色の髪の青年、ハツラツとした茶髪の女性、ヘッドホンをつけた水色の髪の女性が入ってくる。ふとシュロイツの方を見るとやや呆れ顔をしていた。
「紹介の必要はなさそうだね。それじゃあ本題に入ろうか。君は記憶を取り戻したいかい?」
「勿論、何もわからないまま狙われるのも失うものもう嫌だ。」
「よろしい。では、うちに入社してもらおうか。」
「えっ」
急展開すぎる
「当たり前だろう?能力の使用やそれによる攻撃には免許を取るか許可をもらった組織に属する必要がある。だから、いいね?」
「はい」
ゾワッとした。要するに協力してやるから働けということだ。
「書類などはこっちにあるから来てくれるかな?」
そうやって別室に案内される。
諸々の手続きを終え、部屋から出るとルナたちがいなくなっていた。
ロックが悪い顔で笑いながらパソコンの画面を見せる。そこには
『第一印象でかっこよく思われる方法』
『クールな印象を与える方法』
という検索履歴が表示されていた。
すると、女子たちが帰ってくる。ロックがニヤニヤしながらそっちを見る
途端、ルナが顔を赤くしながらパソコンを取り上げ、弁明しようとする。
「こ、これはーー」
「親睦を深めているようでなによりだが、仕事の時間だ。」
部屋から出てきたシュロイツが遮る。片や助かったという、片やつまらなそうな顔をする。
「今回の仕事は旧第二工場都市の調査だ。ここで最近妙な連中が目撃されている。場所が場所だから殺害許可も降りている。」
第二工場都市、という言葉が出た瞬間、空気が凍りつくのを感じた。
「この仕事はハヤト、リュウビ、ライカに行ってもらう。以上だ。」
そうして波乱の初仕事が幕を開けた。
若いはずなのになにも使いこなせない。ネットって難しい。
後名前は全部カタカナにします




