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聖職者ういさん~ 超初心者編  作者: ばっちょ
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ういさんの物語 18話 GvG教会戦

ユメトピアスとそのギルドメンバーは、教会内に突入した。

「ようこそ、プロンテラ教会へ。」

薄暗い教会内から、不気味な声が聞こえた・・・。


左から、教会専属ギルドの一人、シャドウチェイサーのネギが、突然現れた。

「そして、さようなら。ディメンションドア」

足元に、テレポートが開き、ユメトピアスの仲間の一人が消えて行った。

「インティミデイト!」

さらに、次の瞬間には、ユメトピアスの仲間の一人を包み込むようにして、

ネギ本人も一緒に姿を消した。

「む・・・仲間の2人が連れ去らわれたか。罠がある。慎重に進むぞ。」


ユメトピアスは仲間と共に進んだ。

だが、一番最後を進んでいた聖職者の仲間が突然悲鳴を上げた。「きゃぁっ!」

「植物栽培!」「ソーンウォール!」

教会専属ギルドの一人、出納係のまーちゃんが、左奥から現れ、魔法を唱えると

再び奥へ消えた。

ユメトピアスの仲間の聖職者は、茨と大量のきのこに、取り囲まれていた。

「罠ばかりか・・・大丈夫か。」

「えぇ・・・動けないだけ、私に構わないで、先に進んで大丈夫だわ。」


「マンホール!」

また、どこからともなく声が聞こえ、その後、仲間の一人が地下に引きずり込まれていった。

「くっ・・・こうして、戦力を削ぐつもりか。」

残ったのは、ユメトピアスと、仲間2人・・・。

「サイト!」仲間のハイウィザードは、サイトのスキルを使用し、

周囲に敵が隠れていないか、あぶりだしを行いつつ警戒して進んだ。


だが、中央は吹き抜けになっており、両脇二階から攻撃される恐れがある場所だった。

「まともに戦っても仕方ないのでね。」「一人ずつ消させてもらうよ。」

どこからか声が聞こえた。

「ヒール!」「ヒール!」


二階の左通路付近から治癒魔法が詠唱され、ユメトピアスの仲間二人にかけられた。

「うっ・・・。」「くっ・・・。」

「ユメトピアスさん、ダメです。体力をすべて奪われました・・・。」

「なんだと!治癒魔法ではなかったのか。わかった。お前達はここにいろ。

俺一人で、片をつけて来る。」

ユメトピアスは、吹き抜けを、一気に駆け抜けた。

礼拝堂にたどり着いた。そこは、すでに椅子は撤去され、大きなホールとなっていた。

両脇の二階部分に、敵、教会ギルドのメンバーが居た。


そして、礼拝堂の中央に、・・・園児のように見える子達が、7人程、寝転んでいた。

いや、園児ではない、初心者ギルドの連中だ。

「ちぃーす!」「こんちはっす!」「だれ?」「一緒におやつにする?」

何人かは、バナナを食べ、一人はジュースを飲みながら、一人はイカを食べていた。


「敵は・・・上か!」園児達は眼中にないらしい。

階段を見つけると、ユメトピアスは上へ駆け登って行った。

「やべぇ・・・・来た来た!」

あわてた声が聞こえた。

「アイスウォール!」「植物栽培!」

障害物で邪魔しようと、無駄だ。

「ドラゴンホーン、ドラゴン召喚!ファイアドラゴンブレス!」

ユメトピアスはドラゴンを召喚すると、炎で焼き払った。

「さぁ、全滅の時だ。」

一歩ずつ、ユメトピアスは進む。

「ワープポータル!」

二階にいた教会関係者は、ワープポータルで全員1階の礼拝堂へ移動してしまった。

「くそっ・・・わずらわしい。時間稼ぎにしかならないぞ。」


ユメトピアスは礼拝堂を二階から眺め渡した。

「エンペリウムはどこに設置してある。」

エンペリウムとは、ギルド設立にかかわる巨大な宝石。大きな魔力を秘めており、

ギルドに様々な恩恵を授けると共に、破壊されるとギルドは瓦解し、

国からも正式に敗北認定され、土地・建物の権利が奪われる。

「すぐに見つかるような場所に置いてあると思っているのか。」

反応があった。

「まぁいい。片付けた後に、ゆっくりと探すとしよう。」


ユメトピアスは1階の礼拝堂へ飛び降りた。


教会専属ギルドとユメトピアスは正面に向き合った。

その真ん中で、初心者ギルドの子達が寝転びながら、今度はイカを食べてる。

イカ臭く、非常に不謹慎な構図だ。


「邪魔だ。どけ、園児。」

ユメトピアスは怒声を放った。

「やだ。」「イカ食べる?」「盛り上がってますね!」「クライマックス?」

「警告は与えたぞ。そもそも、攻めて来るとわかっていただろう。一緒に灰にするぞ。」

「一緒に、バナナ食べる?」「イカ臭いよ?」「イカ嫌いなんじゃない?」

「・・・。」


「ギルドスキル:緊急招集!」

穴に落としたり、拉致したりしてバラバラにしたはずの ユメトピアスの仲間達が

ギルドスキルにより召喚され、全員揃ってしまった。

「残念だったな。いくら離れ離れにしても、再集結は可能なのだよ。

さぁ我がギルド、最大の奥義、ギルドスキルで、すべて消し飛ぶがいい。」


「ほぅ、我々もギルドスキルを使えるのだぞ?」

セリカも前に乗り出し構えた。


すると、礼拝堂の背後から、声が聞こえた。

「いいねー、ギルドスキル。うちもやらせてもらおうか。」

クルセイダーギルドだ。背後から5人ほどやってきた。


「BOTの始末は終わったのかい?」

「いや、まだだが、こちらが心配で見に来たんだ。協力するよ、ギルドスキル。」


「うちもやる。」「やるぞー。」「ギルドスキルいいね!」「天使様聞こえてますかー?」

初心者ギルドの子達もギルドスキルを使うらしい。

その後も、わちゃわちゃしゃべってるが、よくわからない。


「4対1か・・・・いいだろう。種族スキル・・・覚醒!」

ユメトピアスのオーラがさらに一際大きくなった。

「スキル、覇王!豪傑!真理の解放!暴走した魔力!」

さらに、オーラと魔力が桁違いに跳ね上がったのがわかった。

こいつが魔王と互角に戦えたのが、理解できる迫力だ。


「こいつは、やばい迫力だな。先にやらせてもらうぞ。ギルドスキル 洗脳!」

セリカがまず詠唱を開始した。

「クルセイダーギルド ギルドスキル 祈り!」

「初心者ギルドスキル えーと、なんだっけ!」「天使様!急いで下さい。」「えっと・・・。」

「赤のシーサーペントギルド。ギルドスキル!消滅!」


ユメトピアス達を中心に、光の環が広がって行ったと同時に

礼拝堂全体が強く光り輝き、何も見えなくなった。

特に音が鳴り響いたりはしない。ただ、光だけがまぶしく、何も見えなくなった。


5分程経っただろうか。目が見えてくると、

ユメトピアス達の姿は、どこにも見当たらなかった。

姿そのものが消えてしまっていた。

「まぶしかったー。」「まぶしいねー。」「超まぶかった。」


「ユメトピアス達は、どこへ行った?」「消えてしまった?」

「どのギルドスキルが成功したのだ?」

「洗脳ではないことだけは、確かだな・・・。クルセイダーギルドの祈り・・・か?」

「初心者ギルドのスキルってなんの効果だ?」


ユメトピアス達が消えた理由は、結局わからなかったが、

ひとまずは、難局は乗り切った。

広場での戦闘もクルセイダーギルドの協力のおかげで、排除は完了していた。



あとは・・・

カウンター攻撃のため、敵の本拠地へ乗り込んだ、裸族ギルドの成果を待つだけだった。



19話へ続く。


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