前へ目次 次へ 12/31 (二)-3 一〇分後、狭い路地にアジア系の五人が倒れていた。男たちは中国語でなにかうめいていた。 ティムは「こんなものか」と言いながら、鼻から血を流して地面に仰向けに倒れているリーダーに近づいてしゃがんだ。 そしてポケットから携帯電話を取り出すと、画面に写真を表示させて、それをリーダーに見せた。 「あなたはこの人を知っていますか」 リーダーは首を動かしてティムのスマートフォンの画面を見ると、すぐに首を振った。 (続く)