#000 サラバ俺の子供達
初投稿になります。
投稿は不定期になります。
11/9黒綿です書き込みどうり差し替えます。
000〜007までの話、本筋は変えてませんが弄ってます。
スキル、スキル詳細、内容追加など
下ネタ等が苦手な人、おバカな内容が苦手な人は、撤退することをオススメします。
暇潰しなので、楽しんでいただければ幸いです。
人生とは儘ならないものであるとは誰が言った言葉だっただろうか………。
現在、時刻は深夜1時、彼は鏡の前で困惑していた。
名前は、上月 響耶【こうづき きょうや】、37歳、主に株取引で儲けた金で1人暮らしをしている、ネットとゲームをこよなく愛する変じ…廃人ゲーマー兼、引きこもりだった。
“だった”と過去系なのは、深夜1時に目を覚ますと目元がパッチリな整った顔立ちの黒髪の美少年に成っていたからである。
「う〜ん??…美少年のジョブにクラスチェンジした覚えはないな〜(笑)。しかし、こいつスペック高いな〜!」
「これは、ショタも有りかもしれん!!美少年祭りをしていた、あ奴らの気持ちがどことなくわかるな。」
「掲示板にこの餌撒くと、祭りになるな(笑)。」
……訂正しよう。
この変態は、困惑などしておらず、むしろ自分の置かれた状況そっちのけでアホなことを鏡の前で呟きながらポーズをとって楽しんでいた。
こうして、美少年観賞をしている最中に突如《メールだぁおー!!》と音声が流れた。
ただし、頭の中にである。そして、視界の右上にいつの間にか差出人不明のが存在していた。
『…何だこれ、メール?』
頭を左右に向けたが視界の右上に固定されたようについて来る。
まるで携帯やPCの画面の様に。
「…読めってことか。どう考えても嫌な予感しかしないが…とりあえず読むか。」
現状を知る事が出来そうなものが今のところこれしかないので仕方なくに触れてみることにした。
メールが展開されるとタイトルは【神より響耶様へ】であった。
はぁ?神?と思うところはあったが、まずは先に内溶を読むことにした。
〔この度は、こちらの不手際により死亡させてしまい申し訳ありませんでした。気が付くのが遅れた為、生き返らすことも儘ならなく、つきましては、こちらで新しい体を用意させていただきました。生活環境の方は、裕福な家庭に初めから存在していたことにする為に世界記憶に書き込んで世界そのものを改竄してありますので存在を怪しまれる事や肉体の遺伝子情報のDNAに至っても問題ない様に処置されています。最後にこちらの不手際で御迷惑をおかけしましたので、第2の人生を楽しめるように特典を付けておきました。それでは第2の人生をお楽しみ下さい。〕
そんな一方的な内容のメールを読み終わると彼は膝から崩れ落ちた。
当然だろう、いきなり死んで新しい第2の人生などと言われ…
「なん…だ…と。お…俺の子供達に…もう、会えないだと!!あんまりだ―――!!!」
……一つ言っておこう、童貞のこいつに血を分けた子供など、い.な.い.。
「俺の血と汗の結晶が…。クソっ。せっかく育てたキャラ達が全部台無しじゃんか!!しかも、まだ手もつけていないものが積んであったのに…。」
そう、このアホが子供達と称しているのは、データと山積みのゲームなのである。
このアホがそんなことを嘆いていると頭の中に《インストールを開始します》と再び音声流れ、それを聴き何か言おうとしていたが反応する間も無く意識を刈り取られ、完全に崩れ落ちたのだった。
こうして、彼の波乱の第二の人生が幕を開けたのだった。




