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この星の質量  作者: ルビリンス


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気まぐれな迷宮

挿絵(By みてみん)


東の月の時間に

蒼い山の中ほどを

キラリキラリと狐火が

(よぎ)っていった


南の月の時間に

(あま)色のカーテンの向こうで

ブラックバードが

不意に(さえず)った


西の月の時間に

群青色の空から

夜明けの光が

破片のように降ってきた



いつもとは違う朝に目覚めた

ブルーモーメント


夢から醒めたのか

現実から醒めたのか


鏡の世界にいるような

浮揚の気配があった


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