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この星の質量  作者: ルビリンス


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86/107

光るもの、集めて

挿絵(By みてみん)


争いばかりの世界でも

ダイヤモンドの欠片(かけら)

みつけることはできる


詩をつくることはできる


けれども

思考回路という

迷路の途中で

手にしたものが

色褪せてしまうことがある


そんなときはまた

暗い迷路に潜り込む


北の空には

北斗七星が

高く昇っている

というのに


西の空では

細い月と木星が

接近し始めている

というのに


冷たい月の光の中

欠片を探している


どこへ続いているのか

わからない旅路の

道しるべとして


細胞は日々

生まれ変わり

詩は日々

色を変える


東の空では

一等星が

ベガ、アルタイル、デネブが

夏の大三角形を成して

昇り始めている

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