02事の始まりは不鮮明?
あー・・・PC復活まで待ってたら2話目にして失踪状態でした。
時間は僕が追いかけられる事になる一時間ほど前に遡る。
普段となんら変わらない一日のはずだったんだ。
昼前からバイトに出かけて夕方帰宅。
バイト内容は機工魔道具用の充電機スタンド(電力じゃないのに電池なんだよね。)に魔力を入れるだけの簡単なお仕事。
んで、帰宅後にかるーく仮眠を取ってからレッツ長風呂!とばかりに風呂へダイブ。
ここまでは平常運転。そう、ここまでは。
趣味の域にまで達してる長風呂ではあるけれど、入ってる最中にしてることは様々で。
今日は、携帯端末を持ち込んでネットワークに接続して、新しい法陣なんかが無いかをチェックしてたんだけどさ。
ストラップが千切れて湯船にぽちゃんと・・・。
普段ならあーあ、濡れちゃったで済むんだけどね。電力で動いてるわけじゃないからショートしたりとか壊れたりの心配はないし。
今日が別にはじめて落としたってわけでもない。
それが。何が作用したのかわからないけれど湯船の中いっぱいに広がる法陣。
さらにあふれ展開される構成文字。
書式も形式もめちゃくちゃでなにが起こるかわからないモノがどんどん展開されていって・・・。
そんなモノの中にいたら身の危険だってあるかもしれない、って気づいたのは、展開がほぼ落ち着いた頃。
水没した端末を拾い上げ、すぐに湯船を飛び出して、それでもどうした物か、と湯船を見つめていたんだけどソレは目の前で起こってしまったんだ・・・。
お湯の中一面に溢れんばかりに広がった構成文字が陣の線を巻き込みながら螺旋を描きつつ収束していく。
更にその水分も凝縮されどんどん形を成していく。
水滴が落ちていく様を逆再生するかのようにどんどん出来上がっていく形は少しづつ人のようになり・・・。
声が・・・響いた。
『あナたは・・・だれデスか?』
片言の言葉。それでも十分に意味はわかる。
その言葉に僕は思わず
「め・・・メル・・・。」
と応えてしまった。
問いかけに思わず素直に応えてしまったことは、今になれば失敗だったとは思うんだけどね。
その時は呆然としてたから、思わずってやつ。
『める・・・ソレがあナた。あナたはめる。めるがヨビダシタ。ワタしを呼び・・・出した・・・。私・・・私は誰?何?知っている?ああ・・・そうだ。』
声は僕に呼びかける・・・というより自分自身に問いかけ確認するように話し続ける。
片言だった言葉はすぐに普通の喋り方になっていた。
『私はそう。昔から・・・。そう・・・。今はこの世界は・・・。そうね。ああ、形。とらないと。』
そういい終わると人の形っぽかった水の塊が・・・爆ぜた。
水しぶきを浴び目を瞑った僕が目を開くとそこには・・・。
ガチムチ兄貴が・・・立っていた・・・。
1話に続いてガチムチ兄貴で〆る2話。
いったい何が紡がれるのか。
ソレは自分にもわからない!
用語っぽいもの。
携帯端末
見た目はまんまスマホ型。
主流は電力で動くもの『機工道具』だが、一部の人間は魔力で動くもの『機工魔道具』を使用。
メリットは電力じゃないので電気代がかからない、水没してもショートしない、魔法関係の制御、使用パターンの登録などができるなど。
デメリットは高い、所持するだけで微量ではあるが魔力を使用するため魔力がない人、魔力切れの際は充電池切れになると使用不能になる。など。
機工魔道具
見た目的に科学の産物『機工』とそんなに代わり映えはしないが使用エネルギーが魔力であること、またその部品、回路などが魔力のみを通す金属で作られていることが大きな違い。
単純に魔道具という場合は古来より使われている魔法を使うための道具として扱われるため『機工魔道具』の名前が用いられる。
魔力を充電さえすれば魔力無しの人にも扱えるものから桁外れの魔力を持つ人にしか使えないものまで様々。
機工のものよりも丈夫で故障も少ないため高価な割にそれなりに使われている。
充電器スタンド
魔力を持たない人、少ない人向けの機工魔道具充電池の充電器。
高価なものではあるが魔法で色々条件付けがしてあって盗もうとしたり、壊そうとした場合即座に通報、撃退がなされる仕組み。とはいえ、やっぱり年に数件は盗まれたり壊されたり。
本文に説明入れ忘れたり、入れてなかったりを紹介していきます。




