表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
63/500

アメリスアード世界編シーン33

アルテリオ本部についた俺達は。

俺達は、アステリオの本部へと到着したんだ。

そして、入り口にいたのは。

ジェイクが組織にいた頃に、仲良くしていたであろう巨漢の男の姿だったんだ。


「ジェイクーーー!!本当に久しぶりだな!皆はジェイクが死んだとか言ってたけど俺はお前が生きている事を信じていたぜ!?」

「ありがとよ!心配かけて悪かったなベルーガさん!俺が組織にいなくてもベルーガさんにだけは挨拶に来たかったんだよ!」

「おおっ!嬉しい事言ってくれるぜ〜!さぁ!ジェイク!ゆっくりしてけ?なにか食うか??それとも酒でも飲むか??」

「いや…俺は…っていうか!そんな事じゃねぇんだ!?いいか?ベルーガさん!落ち着いて聞いてくれ!」

「お!おう?なんだ一体??」

「実はな…でかい声立てんなよ??」

「お?おう!分かった!!」


そして、ジェイクはベルーガさんに耳打ちをする。


「って訳なんだ!ベルーガさん!事は一刻を争う!!」

「あ!ああ!あ!エルザックはどうした??会ったのかい??」

「あ!ああ!会ったぜ!でもアイツは一足先に行っちまったんだ!」


ベルーガさんは顎に手を当て考えながら言葉にする。


「まあ、この俺は元々エルザックとはあまり気が会わないが…アイツは、まあ腕は確かだ…で??ジェイク!お前はどうするんだ??BOSSを救う為ならお前が兵を動かす事も問題ねぇぞ??」

「いや…BOSSはな…あの爆弾魔『ペリオッド』に捕まっちまったんだ…。」

「なっ!?奴に!!??くっ…因縁か。」

「なぁ?ベルーガさん!しかもBOSSを連れ去った場所が俺達には掴めねぇんだ!」

「なるほど…そしてエルザックは自分の魔神の能力で追えたって事か。」

「その通りだ…俺にはそんな能力はねぇ…だからここへくれば何か分からないかなと思ってさ?」


するとベルーガさんは、ふぅっと一息つく。

そして…にこりと微笑んだ。


「いいな!それは、やっぱりエルザックと違う俺のジェイクの好きな部分だ。」

「ん?どういう事??」

「ああ…お前は昔からちゃんと人に弱みを見せて助けを求められる奴だった。」

「えっ!?」


ジェイクは不思議そうな顔をしてベルーガさんの顔を見る。


「そう…このアステリオって組織だってそうだ…一人の力なんてたかが知れてるんだ…だから皆の力を合わせて協力して皆で勝利ってのは皆で勝ち取るもんだ!」

「それは…今の俺には分かります!」

「ん?お!おおっ!!!」


ジェイクのその反応にベルーガさんは、ニッコリ笑顔を浮かべる。


「ど!どうしたんですか?ベルーガさん!?」

「ジェイク!!お前……本当に強くなって俺の前に現れたんだな??」


大喜びのベルーガさんは、ジェイクの変わり様に凄く嬉しそうだ。


「ベルーガさん!俺が強くなったってどういう事ですか?」

「ん?それはな…。」


ベルーガさんは、にこりと語りだす。


「いいか?ジェイク?人はな…自分が強くなる!!!って言って強くなる人はある程度までは強くはなれるだろう…その強さってのは例えるならアイツだ…エルザックだとも言えるだろう。だけどな?本当の強さってのは誰かの為に出せる力…それが俺は一番の強さだと思ってる…俺はジェイク…お前の今の仲間たちはお前の為にこうしてここまで来てくれて、こんなにお前の力になろうとしてくれている…これは昔のお前にはなかった力だ。だから俺はお前が本当に強くなったと思ってるぞ?」

「ベルーガさん……。」

「さぁ…お前とそしてエルザック…そしてBOSSの為にここで、この俺もお前に力を貸すとしよう。いいか?これがジェイク…強くなったお前の力!なんだ!」


するとベルーガさんは小瓶を取り出す。


「俺はお前達のように魔神具を使える訳では無い…だがこの獣人としては十分戦い…そしてその力を使う事ができるのだ。見てろ。」


ベルーガさんは小瓶の蓋を開け投げ捨てる。


「これがこの俺の力の解放…俺の正体とは…熊の獣人…熊の嗅覚は人の……。」


小瓶の中のものをガラガラっと口の中に放り込むベルーガさん。

ムクムクと彼のムキムキの筋肉の体から剛毛が生え揃ってくる。

そして。

見る見るうちに彼の姿は。

熊の獣人へと姿を変えたのだ。


「ワッフ!この姿の俺の嗅覚は人の二千百倍そして犬の……二十一倍だ!!!!」

「ベルーガさん!?」

「ここからBOSSの匂いを辿る。ジェイク…そしてジェイクの仲間達よ…俺についてこい!!」


ベルーガさんは走り出す。


「ベルーガさんっ!!」

「よし!いくぞ!!!!!」


こうして俺達はアステリオのBOSSの足取りを掴む為走り出したんだ!!!

アステリオのBOSSは一体どこへ捉えられているのか!?

そして先に向かったエルザックは!?

クロノ達はどうなるのか!?

お読みくださりありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
舞台が変わってから、銃撃戦風の戦闘シーンがあったり風景や社会構造がガラッと変わったりして、大国に来た面白みがあって楽しく読ませていただいています。熊やトリケラトプス、メガロドンといった巨大生物が増えて…
[良い点] アステリオの皆さんはとてもテンションが高いですね。実にハイテンションで読んでいて面白かったです。不在の間に、味方のはずの人からズタボロに言われ倒しているエルザックが不在でも面白かったです。…
[良い点] また書いちゃいますがベルーガさん素敵です✧*。 BOSSもそうでしたけど、ジェイクたちはこういう大らかで信頼のできる人と一緒に居たんですね。 そして驚いたのが獣人化です!でも熊になるだなん…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ