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世紀末の殺し魔

「うおおあああああああああッ!!」


ナイフを握り締めてローレントに突撃するキャシィ


しかし、そのナイフで血を流すのはローレントではなくキャシィだった


何と彼女は、自分の腕を切りつけたのである


「古典的な方法だが……喰らいやがれ!」


切りつけられ血が吹き出す腕


キャシィはその血液をローレントの目に向けて飛び散らせた


「やりィ!」


単純な戦法が成功して喜ぶキャシィ


血で視界が潰れたローレントは狼狽える


「成仏しやがれ、クソッタレァァァァァ───ッ!」


キャシィのトドメの一撃


ローレントの首はナイフではねられ、大地に血をブチ撒けて沈黙した


「さて、これで安心して暴走出来るぜ」


ローレントを始末したキャシィは勢いそのままにバケモノたちを切り捨てていく


これこそが求めていた快感


もはや死んでいようが生きていようが関係ない


首を斬り


脚を斬り


腕を斬り


目を潰し


肉を斬り


骨を断ち


抉り


潰し


また抉り


死者の汚れた血がナイフを美しく汚していく


腕を切りつけた痛みはもはや消え去った


あるのは衝動と快楽のみ


有象無象の人間の人生を否定し


その死体すらも辱しめる


何という快楽か


そう


人は他者の苦痛を至福とする生き物だ


キャシィはただ、それが強かっただけに過ぎない


フレイラは華麗に敵の頭を撃ち抜き


ソーニャはロケット砲を連発して敵を蹴散らす


もはやここにいる三人の女たちは誰にも止められなかった




・・・




「……ふぅ、もう片付いたか……」


あれほどの大軍も、キャシィの前には無力だった


「……街の人は……全滅したの?」


「ああ、ついでに殺してやった」


「そう……今更否定したり騒いだりはしないわ」


「……さて、行くか」


「神父と決着をつける……ね」


「そうだな」

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