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悪魔の儀王国 エピソード5
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ジョンは目を覚ました。
寝室のベッドで寝返りをうつと、未だ眠く重い瞼を擦り、今日で食事をとらなかった日は、あの日から何十日目になるんだろうと考えた。
そう、あの日。
最愛の人がこの屋敷を訪れてくれた日だ。
でも、最愛の人はもう来ないことも知っている。
だから、もう一度人類の終焉を世界にもたらすんだ。
何故? と、問われたら、私は迷わずにこういうだろう。終焉というものを見たかったからだ。
そして、この物語のクライマックスを書こうと思うんだ。
そう、世界の終末を望んだ人のお話を。




