307話~
『姉が絶世の美女なので、』の本編306話までを読み終えていない方には、かなりのネタバレになる可能性があります。
307話以降をお読みの方には、安心してお読み頂けます。
それではどうぞ。
●オードゥヴィ公爵家
ショコラ・フレーズ・オードゥヴィ(18)
主人公。子爵。
姉・フィナンシェが『絶世の美女』と呼ばれている事にあやかり、『傾国の美女』と呼ばれる事に。
フェゴタパス王国女王・アロスネグロとピアットイソラ皇国皇太子・フェデリーニがガトーラルコール王国にて会談した際、その成功の立役者であるショコラへの褒美として両者が名付け、諸外国にも広めると約束をした。褒美と言ってはいるが、いつもしてやられている事への意趣返しという意図も含まれている。
ただ、箔を付けるという事が主な目的なので、概ね好意的な意味合いである。
サラザン(20)
グラスの従者。
元からオードゥヴィ公爵家で使用人として働いており、グラスに従者を付けると決まった際に当主であるショコラの父・ガナシュと執事らによって選ばれた。
元気が良く非常に素直。新たに主人となったグラスには誠意をもって尽くしている。
使用人としてファリヌの事を尊敬しているため、指示に従う順はグラス<ファリヌになりがち。