ミニ企画「桜の木の下」
どこまでやれるかわかりませんけれど、ちょっと個人的な企画をやってみようかと思います。
うちの学校の裏山には、なぜか一本だけ古い桜の木が植わっている。かなり昔の卒業生が卒業記念に植えたらしい、というウワサ程度の話は残っているのだが、それが正確にいつの出来事だったのかは学校に残された資料をあさっても見つけることが出来なかった。
正確に言うと本当は学校の敷地ではないので含めてしまうのは微妙におかしい気もするのだけれど、この桜の木にはいわゆる学校の七不思議に数えられるウワサがあって、それは「裏山の桜の木の下に殺された女生徒が埋まっていて、その幽霊が出る」といったいかにもありがちなもので非常にうそ臭い話だった。
よく桜の木の下には死体が埋まっているなんていうけれど、ホントに埋まっているわけがない。
……そんな当たり前のことを、なんで僕は確かめてみようなんて思ったんだろう。
放課後、園芸部の友人から無理を言って借りたシャベルを肩にかついで、ひとりで裏山を登った。とっくに花が散り、今は青々とした葉を茂らせている桜の木に着くと、根を傷つけないように気をつけながら、少しづつ、地面を掘ってみた。
「……死体でも埋めるの?」
「死体が埋まってないか確認してるだけだよ」
かけられた声に無意識に反応してから気がついた。まわりを見渡してみるが、誰の姿も見えない。いったい今の声はどこから?
「そう。確認したら、ちゃんと埋め戻しといてね」
「……」
無言で掘った地面を見下ろす。今の声は、困ったことに土の下から聞こえたような気がしたけれど。
少し考えて、世の中には知らない方がいいこともあるんだなぁと思いながら掘った穴を埋め戻すことにした。
問い「謎の声の正体は?」
1.土遁の術で地面に潜っているくのいち
2.桜の木の下に埋まっていた死体
3.桜の木の陰で座って本を読んでいた女生徒
感想等で一言、何番希望と書いていただけたら、次はその選択に沿った展開を書きます。
4.を追加して直接こんなのがいいと希望を書いてくださってもかまいません。
複数希望いただけた場合、執筆時点で一番多い番号で書きます。
どなたからも希望がなければこの企画は立ち消えです。中途半端ではありますが「いやこの声の主誰よ?」でおわるのもありかなと。
お暇な方はご参加くださいませ。
→「その2」を執筆いたしましたので、この回の要望募集は終了させていただきます(2012/7/27)。




