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第五章 十八 輝の決意
「あのカエルよ!」
エマは小学校の校門付近にいる中学生を指していた。男子と女子である。
輝は慌てて、視線を中学生に向けた。りりかがカエルを握っていた。
「あれだね」
と、輝は言ったが、りりかからどんな理由でカエルを奪うのか? 勝算は思い浮かばない。エマの頼みでなければ、何もしなかっただろう。下手に絡むと不審者扱いにされるからだ。意を決し、手に持っていた清涼飲料水のキャップを開け、口に運んだ。ゲップが出るのを我慢した。
近づくと、りりかと流都の他にも留樹緒と人太がいた。気軽に話かかけられる雰囲気ではない。




