表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
23/38

第23話:新たな友

お待たせしました! 第23話です!


今話から新章スタートです!


前回、魔力を限界まで込めようとしたせいで、まさかの新しい剣を粉々に砕いてしまったアルス。


魔法でなんとかなるとはいえ、前衛として新しい武器が欲しいアルスに、ティアが「魔剣」という凄まじい提案をします。


魔剣を作れる職人を求め、さっそく街で聞き込みを始める二人ですが、そう簡単には見つからず……。


そんな日の沈みかけた夕暮れ時、裏路地から響いた悲鳴が、二人の運命を大きく動かすことになります!


それでは本編をどうぞ!

 剣が砕けてしまったアルスは、とりあえず、魔法で魔物を倒した。


「相変わらず、アルスは強いよね……」


「そうかな? ……はあ、今はそんな事より、新しい剣が欲しいな。俺の魔力に耐えられる、もっと頑丈な剣……」


 手元に残った虚しい柄を見つめながらアルスがそう呟くと、隣にいたティアが何か心当たりがありそうな顔をした。


「う~~ん……あ! あるわよ! アルスの規格外な魔力にも耐えられるかもしれない剣が。確か……【魔剣】って言ったかな?」


「へぇ~。魔剣……! 面白そうな剣だね!」


 アルスは『魔剣』という響きにかなり興味を惹かれた様子だったが、続けてティアが物凄い条件を言い出した。


「でも、その魔剣を作るには、鍛冶屋の中でも世界に数少ない人達の中から、腕のいい職人を探さなきゃいけないの……。しかも、魔剣を作るための超レアな素材は、全て私たち自身で危険な場所に潜って取ってこなきゃいけないんだよね……」


「それって、結構大変なやつ?」


「場合によっては、命懸けになるかも……。でも、まずは作ってくれる人を探さなきゃ始まらないね! この街にいるのかな? とりあえず、探してみようか!」


 二人はゴブリン討伐の依頼を大急ぎで終わらせてギルドに報告すると、さっそく鍛冶屋の情報を集めるために、賑わう街の人々に聞き込みをしてみることにした。


「やっぱり、見つからないね……」


 街の武器屋の主人や、往来を行き交う旅人たちに沢山聞き込みをしてみたけれど、なかなか魔剣を作れるような凄腕の鍛冶屋の情報は得られなかった。


「そうだね……人によっては、魔剣を作れることを隠している人もいるみたい」


「そっか……」


 そう簡単にいかない現実に、アルスは少しだけ肩を落とした。


 ――聞き込みを続けているうちに、だんだんと日が沈み、周囲は暗くなってきていた。


「結構聞き込みをしてみたけど、有力そうな情報はなかったね……。そろそろ宿屋に戻ろうか……」


 アルスたちが宿屋に戻ろうと一歩踏み出した、その時だった。

 

「――やめて!!」


 近くの薄暗い裏路地から、鋭い悲鳴が聞こえてきた。驚いて目を向けると、そこでは柄の悪い男たちが、一人の女の人に無理やり絡んでいるところだった。


「おい! やめろ!」


 アルスが路地裏へ足を踏み入れ、低い声で鋭く一喝する。

 突然の声に男たちが一斉に振り返り、アルスの顔を見た――その瞬間、男たちの顔がみるみるうちに青ざめていった。


「に、逃げろー! あ、あいつは……新勇者アルスだ!」


 男たちは腰を抜かさんばかりに怯え、脱兎のごとく路地の奥へと逃げ去っていった。


「何だったんだ……? ……きみ、大丈夫?」


 あっけなく終わった修羅場に首を傾げつつ、アルスは怯えていた女の人に優しく手を差し伸べた。


「あ、ああ。大丈夫だ。助けてくれてありがとう。私はエルマだ……。この辺りで鍛冶屋をやっていてな、貴重な鉱石を盗まれそうになっていたところだったんだ。それと……さっきの奴らが言っていたが、お前は本当に、あの勇者アルスなのか?」


「そうだけど、どうしたの?」


 不思議そうに問い返すアルスに、エルマは目を丸くしたあと、にやりと不敵に笑った。


「勇者アルスが、自分の魔力に耐えられる魔剣の職人を探していると、風の噂で聞いてな……。実は、私はその【魔剣】を作ることができるんだ。これも何かの縁だ、助けてくれた礼に、お前たちのために極上の魔剣を作ってやろう!」


「ほ、本当に!? ありがとう! エルマ!」


 アルスとティアは顔を見合わせ、思いがけない最高の出会いに、パッと表情を輝かせるのだった。

ご覧頂きありがとうございます!


第23話はいかがでしたか?


剣が砕けてしまって困っていたアルスですが、さすがは今やギルド中にその名が轟く「新勇者」。


路地裏の悪党たちがアルスの顔を見ただけで、戦う前から顔を青ざめて逃げ出していくシーンは最高にスカッとしましたね!


そして、そんなアルスが助けた女の人――なんと、彼女こそが探し求めていた魔剣の職人「エルマ」でした!


男勝りでサバサバした口調のエルマ、めちゃくちゃカッコいい新キャラクターの登場です。


「助けてくれた礼に、極上の魔剣を作ってやろう!」と引き受けてくれたエルマですが、ティアが言っていた通り、ここから「命懸けの超レア素材集め」が始まるはず……!


一体どんな冒険が待ち受けているのか、これからの展開がますます楽しみです!


次回、第24話もお楽しみに!


「エルマちゃん男前で最高!」「アルスを見ただけで逃げ出す悪党ども、ザマァ見ろでスッキリした!」と思った方は、

ぜひ画面下の**【ブックマーク登録】や、【評価の☆☆☆☆☆】**をポチッと押して応援をお願いします!


みなさんの応援の「星」や「ブクマ」が、アルスたちがこれから挑む危険な素材集めクエストの、何よりの心強いバフになります。

これからもどうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ