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勇者パーティを追放された剣士、実は魔法が使えて世界最強に!?  作者: きむち
第2章:新たなる力と未知なる旅立ち
14/22

第14話:フェルタ村に魔物が……!?

お待たせしました! 第14話です!


今回は、かなり迫力のある魔法が登場します!


アルスの規格外な実力が一気に炸裂する回です。


良かったら最後まで読んで頂けると嬉しいです!


それでは、本編をどうぞ!

 アルスとティアが家に戻ると美味しそうな匂いが広がっていた。


「母さんただいまー!」


「あら! おかえり。2人共どうだった? 楽しかった?」


「うん! 楽しかった」


「私も楽しかったです!」


 アルスとティアは嬉しそうに答えるとレフィアはニコッと満面の笑みを浮かべた。


「良かったわね! 一応ご飯の準備は整っているけど食べる?」


「はい! いただきます!」


 そう言ってアルスとティアは食卓へと向った。


「わあ~すっごく美味しそう! じゃあ早速だけど、いただきます!」


「なにこれ! すっごく美味しい!」


「そんなに喜んで貰えると私も腕がなるわね!」


 みんなでわいわいご飯を楽しんで食べ終わった頃に。


 ――カンカンカンカン! いきなり鳴り響く鐘の音がする。


「まずいな……魔物の襲撃だ! 父さん、母さん! 俺、行ってくるよ!」


「アルス! 私も行く!」


「あぁ、よろしく頼むよ、相棒!」


「気を付けてね!」


「はい!」


 そう言って家を飛び出したアルスとティアは少しの間だけ作戦を練った。


「どうするの? アルス?」


「とりあえず、フェルタ村全体に結界を張ろう」


「はは、そんな事さらっと言えるアルスは凄いね! 私はアルスの魔法の援護をする」


「よろしく頼むよ」


 ここ数日間毎日のように結界を張っていたおかげか目印が無くても結界を張れるようになっていた。

 ティアのおかげですぐに結界を展開できた。


「ひとまず結界は張った。でも結界が大きすぎて長くは保たないかも」


「どれくらいなら持ちそう?」


「多分だけど……後1週間くらい? ティアの援護があればもっと長く保つかもだけど」


「…………え?」


 ティアは思わず動きを止め、自分の耳を疑った。


「あ、あのさ、アルス? 普通、村を丸ごと包む結界を1人で張ったら、数分も保たずに魔力がすっからかんになるの! それを1週間って……王宮魔術師が数十人居てやっとのレベルだよ!?  私の知ってる結界魔法と次元が違いすぎるんだけど!?」


「え? そうなのか? 一般的な魔法って不便なんだな……」


 相変わらず自分の異常さに気づいていないアルスに、ティアは盛大に頭を抱えたくなった。

 しかし、今はツッコミを入れている場合ではない。

 ――ドォォォン……!!

 今度は、結界の遥か外側から、地面を揺らすような地鳴りと共に、魔物たちの不気味な咆哮が響き渡った。


「あ! そうだ! 結界をもう1個張れば良いんだ!」


「!?!? どういう事!?」


「? そのまんまだよ、結界を2重にして結界の間に魔物を閉じ込めて俺の火属性魔法の最大火力をぶつければ良いじゃん!」


 アルスはなんとも天才的なアイデアだと言わんばかりに自慢気に言った。


「あ、あ、あるす? なにをいっているの?」


 ティアは考える暇も無く、アルスの魔法の展開を見守ることしかできなかった。


「じゃあやるよ!」


 アルスは魔物が村の結界に近付いたことが分かるとすぐに2つ目の結界を張った。

 その瞬間だった。アルスは指定した場所に最大火力の魔法をお見舞いした。

 結界の外が青く染まりティアはなにをみているのだろうと言わんばかりの驚愕をした。


 地鳴りを響かせていた魔物の大群は、激しい青い炎に包まれ、悲鳴を上げる暇さえなく一瞬で光のチリへと変わっていく。


 ほんの数秒前までの緊迫感が嘘のように、結界の向こう側には静寂が戻っていた。


「一応結界は残しておこうか、熱気が残ってたら嫌だからね」


「片付いたね! ティア! さぁ! ご飯が冷めないうちに戻ろうか!」


 アルスはふぅ、と小さく息を吐くと、何事もなかったかのように爽やかな笑顔をティアに向けた。


「……片付いたね、じゃないよ……」


 ティアはガクッと肩を落とし、完全に白目を剥きそうになりながら呟いた。


 村の危機を救ったのは間違いない。大金星どころの騒ぎではない。


 ――でも、私の魔力援護、本当に必要だった……!?


 相棒としてのプライドを少し揺さぶられつつも、規格外すぎるアルスの背中を追いかけ、ティアは慌ててその後に続くのだった。

ご覧頂きありがとうございます!


第14話はいかがでしたか?


まさか私自身も、こんなに規格外で凄い魔法を書くことになるとは思っていませんでした(笑)。


実は、執筆しているその場でパッと思い浮かんだアイデアだったのですが、アルスならこれくらいやっちゃうな!と思ってそのまま書いてみました。


青い炎に包まれる魔物たちと、完全に置いてけぼりを食らったティアのリアクションを楽しんでいただけていたら嬉しいです!


次回、第15話は**『フェルタ村の英雄』**というタイトルで書こうと思っています!


村の危機を一瞬で救ったアルスが、一体どんな風に迎えられるのか……。


まだまだ強くなっていくアルスたちの旅を、これからもどうぞお楽しみに!


「アルス強すぎ!」「ティアのツッコミに笑った!」という方は、

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みなさんのリアクションや応援が、次のひらめきの大きな原動力になります!

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