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あとがき

 森博嗣氏以外のエッセイを読んだことがない。森氏の本を読んで「エッセイというのはこういうものか」と思い、それをもとに書いている。感化されているところもあるが、内容がかぶらないように意識した。

 

 本と違い、本著はインターネット上で読まれることが多いだろう。そのことを考慮して、改行を多めに行なったり、括弧を使用したりて読みやすさにこだわった。個人的にも、そちらのほうが見やすく、テンポよく感じ、気に入っている。大学のレポートなどでは、この改行をするかどうかで注意を受けるので、思うがままに改行することはこれまでなかった。そういうことで、気軽に改行できるだけでウキウキする。このことから人間は、意識的に我慢をしたあとでも、快感を得ることができるとわかる。たいした発見ではないが。


 たとえば、ダイエットを一定期間おこなってから、好きなものを食べる行為が挙げらる(ダイエット後の食事のために、ダイエットしていたのかなと思うほどです)。M気質と言われれば、そうだけど、人間って意識せずにそういうことをすると思う。いつも快楽を得ていては感覚がにぶるから、一定の時間を空けることで新鮮さを取り戻そうとしているのだろうか。


 エッセイにもそういうところがある。いつも誰かのエッセイを読んでばかりでは面白くない。恋愛ものや冒険もの、ホラーのものの小説を読んで、「とうとう飽きが来てしまった」と言う時にエッセイは読みたくなる。そう考えると、エッセイは、刺激物かもしれない。ちょっとしたスパイス。このエッセイも、そのような存在であれば、嬉しく思います。


2017.9.5 光汰


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