表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/22

アニメオタクではないけど、アニメ好きとは何か?

 中学生が話している内容を聞いていると、半数ぐらいがアニメ好きで共通している。僕の世代であれば、アニメ好きということを表明するだけで(悪い意味も含意して)オタクと呼ばれていた。「電車男」というドラマがあったが、やはりオタクの主人公には陰湿なイメージがあった。加えてなぜかオタクは、アニメオタクのことを指す風潮もあった。

 しかしどうやらいまの中学生は、堂々とアニメ好きといえる環境があるらしい。これはいいことだと思う。僕たちの時代にあった、一種の偏見がなくなりつつあるといえるからだ。好きなものを素直に好きと言えることは、自由を感じさせる。


 ところが、「アニメが好きなの?」とアニメの話をしている人に質問すると、「好きです。ただ、アニメオタクではないですよ」という回答が返ってきた。どうやら、「アニメ好き」と「アニメオタク」は、違うらしい。僕は、特定の物事に対して強い興味がある人を「オタク」と認識していたので、僕からすれば彼はオタクだった。だから、その返答に不思議に思った。詳しく聞いてみると、どうやら彼いわく、オタクには「オタク特有の雰囲気」があるらしく、それと一緒にはしてほしくないらしい。

 その中学生は、自分自身はその雰囲気をもっていないので、「オタク」ではなく「たんなるアニメ好き」となるらしい。変な理屈である。彼の言い方だと、どうやらオタクという言葉にはまだマイナスイメージがあるらしく、彼はオタクとみなされたくないようだ。でも、自分がアニメ好きということは認めなければならないので、「自分はオタクではなく、アニメ好き」と言い張りたい。そういうことらしい。


 僕からしたら、オタクもアニメ好きも大差ないように思える。そうやって言い張る必要があるということは、その二つの間に実質的な差はないのではないか。

 その区別に問題があるとすれば、その差の分け方が「雰囲気」に由来していることである。それではどうしても主観的な区別になってしまう。つまり、よく思わない人間を一方的に「オタク」といって、差別的に使えるかもしれない。どうやら、まだ「オタク」という言葉には、ネガティブな意味が含まれているようだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ