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「はぁ……」
冷たい鉄のドアに頭をゴン、と寄り掛からせ、口から出たのは溜め息。
生徒会室を出て、逃げるように辿り着いたのは屋上に出る扉の前だった。
「へこむなぁ……」
嫌われてるのは百も承知。
昨日だって、役員達にきっぱりと言ったのは聞いてたし。
けど
「避けられた……」
嫌いって言われるのよりショックがデカイ。
だって、嫌いって言いながら、話したりじゃれたりはしてくれてたから。
でも今朝、靴はあるのに生徒会室に来なかった。
だから昼も来ないかもって思ってたから、来てくれたことに嬉しくなった。
それなのに。
一気に奈落に落とされた感じだ。
「俺何した……?」
雅の態度がおかしくなったのは昨日の放課後。
二人でいつものように帰っている最中、雅はもうおかしかった。
話しかけたらびくびくするし、ずっと視線を合わせようとしないし。
初めて見る素っ気ない態度。
「何したの、俺……」
彼女を怒らせるのは多々あった。
大半は「仕事しろっ!」って。
一応、俺なりにやってんだけど、彼女にはやってるように見えないらしい。
けど、怒りながらいつも助けてくれる。
まぁそれで彼女の気を惹こうとしてたりするんだけど。
今回、彼女が怒ってる訳が分からない。
分かってるのは、完全に嫌われたことだけ。
俺はどうしようもない想いで、ドアに頭をぶつけていた。




