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何でだろ。

こんなに胸が痛むのは。





「雅、行かなくていいの?生徒会」


「……うん」


教室で桜が聞いてくるけど、私は昨日と同じ返事を返した。


あれから二日。私は生徒会室に一回も行ってない。


他の役員達が時々来て、報告とかしてくれてるから仕事には支障はないけど。


「副会長が行かないのってどうなの?」


……痛いとこ突くなぁ


「桜の意地悪……」


「てか何で行きたくないのよ」


「それは……」


あいつが来なくて良いって言ったし。


それって、私はいらないってことでしょ?


「それでいじけてるんだ?」


いじける?なんで……


「あいつに嫌われたって思ってるんでしょ?」


そりゃ、あんなことしちゃったし……


「それで落ち込んでるんだ。あんなにあいつのこと嫌ってたのにね?」


「……何が言いたいの?」


この前からそう。


何か知ってるっぽいのに教えてくれない。


「雅は鈍感さんだもんね」


よしよしと私の頭を撫でる桜。


てか、酷くない?


「雅は嫌いって言いながら、本当は好きなのよね。あいつのこと」


……は?


「嫌い嫌いも好きのうちってね」


「え、待って……私、あいつのこと好きなの!?」


衝撃の事実ってやつ?


驚いてる私に、桜は不敵に笑った。


「"嫌い"っていうのはさ、そんだけ相手のこと気にしちゃってんのよ。雅は何であいつが嫌い?」


「いつもへらへらしてるから……」


その姿にイライラしてた。男のくせにしっかりしてないし……


「それが何でか考えたことある?」


「え……?」


何でか?

何か理由なんてあるの?


「後は自分で考えなさい」


そう言って、桜はにっこりと微笑んだ。


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