表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世侍女の冒険譚?  作者: やっしん
現世にて
42/43

龍の里Part1

皆様こんにちは~。

きっとあの町が気になってるだろうと思うけど心配はいりません。みんなまだ気絶したままっていうやばい状況には変わりないけど、町全体に魔封じの結界貼っといたから大丈夫さ♪


んで、私たちは今龍の里へ向かってます。


「そういえばさ、龍の里ってどこにあるの?」


「そうだな……知っているかはわからぬが、原始の森というところにある。今まで人間が立ち入ったことはないだろう。主が初ということになるな」


ほうほう、私が人類初の偉業を成し遂げるということですな。ということは今回の冒険を本にでもしたら儲かるんじゃないだろうか?


それにしても原始の森ね……名前くらいは歴史書で見たことがある。はるか遠くの北地の森で、この世界の始まった時から姿を変えずに存在しているみたい。


「ねぇ、だいだいどれくらいで着くの?」


「一週間くらいだろうな」


一週間!? ちょっと遠すぎじゃないかなっ!!


もう転移魔法でも使っちゃおうかな。


「フール、原始の森の位置を私の脳内に送って。それくらいできるでしょ」


「ああ、それくらいは容易いことだ」


情報が私の頭の中に入ってくる。原始の森は今の位置からおおよそ8000㎞くらいの場所にあるようだね。


よしそれじゃ、転移しましょうか!!


『わ~ぷ』



………はい、とうちゃーく。


「人間だ、人間がいるぞ」


「早く長老に知らせるんだ!!」


ガヤガヤガヤ……………


うるさいな~、龍ならもうちょいどっしりと構えておくとかできないの?


とりあえず仲間を呼ばれても面倒だから、今いる連中は無力化しておきますかね。



さてさて、早速ですがここで新魔法をお披露目したいと思います。


その名も…………



『滅龍波~』



私を中心に不気味な振動が広がり始める。


それはどんなに高位の龍でもそれに触れれば必ず消滅してしまう、対龍の最強魔法。




でもね、実は龍にしか効果がない欠陥魔法なんだよ、これ。最弱のラビーにすら効かないし、消費魔力は無駄に多いし、習得するだけ無駄な魔法ダントツの一位。だからこの魔法を知っている人はほとんどいないと思うよ。



今は加減をしているからおそらく消滅はしないはず。まあ力の弱い龍なら消えちゃうけど、消えたら消えたで気にするまでもないよね。私にとっては心底どうでもいいことだし。



「邪魔者は片づけたし先へ進もうよ、フール」


「……………」


あれ? もしかして滅龍波の影響受けちゃったのかな?



たたき起こすのも面倒だしフールはそこそこ高位の龍だから、ここに置いていっても大丈夫だよね。



なにかあっても死にはしないでしょ…………たぶん。



というわけで、私は気絶したままのマイナを担いで里の方へと向かうことにします。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ