妥協は許さん
ちょっと期間が空いてしまいました。
えー、とりあえず二人での初仕事は無事に? 終わったよ。
気絶しては回復を気が狂う寸前まで繰り返したおかげで、マイナの精神は大きく成長した。
でも、戦闘技能はまだまだ。最弱のラビーにギリギリ勝てるくらいだと思う。
そういうことで、本日も引き続き死なない程度にビシバシ鍛えてあげようか!
「今日はラビーを50体狩るよ。ただし自力で。あっ、四肢がなくなっても、首が飛んでも治してあげるから安心してね♪」
「………うん、頑張る」
「甘い‼ もっと相手の動きを見ろ! 死を恐れるな‼」
「ムリだよ‼ っていうかアルの性格変わってるよね? 前はもっと優しかったよね!?」
ふふふ、この厳しさは愛情の裏返しだよ。マイナのためなら鬼にだってなれる。いや、別にオーガとかになりたい訳じゃないよ?
「痛っ‼ ちょっ、ホントに助けて‼」
あっ、マイナが噛みつかれてる。助けるつもりは欠片もないけね。
人間は何度も痛い目にあうことで成長するんだよ。
「ねぇ! …………あっ」
ありゃりゃ、とうとう倒れちゃった。まだ5体しか片付いてないのに。
まずは、蘇生してあげないとね。
『蘇り《リバイブ》』
「はっ! わたし生きてる? っというか何でもっと早く助けてくれなかったの⁉ さっき絶対死んでたよっ、わたし‼」
「やかましいっ‼」
「なんで⁉」
「いいか、よく聞け。 今のままではゴブリンにすら勝てん。犯されて死ぬのがオチだ。そんなのは嫌だろう! ならば強くなれ!いくら死にかけようが気にするな‼」
「ぐすっ………もうイヤ……」
ー1時間後ー
少しマシにはなってきたかな。相手の懐に飛び込むのにも躊躇いが減ってる。
半泣きだけどね。
「うわあぁぁぁぁぁん‼」
うん、素晴らしい突撃だ。
「いやぁぁぁぁ……………」
あっ、死んじゃった。でも、休む暇は与えないよ。
『蘇り』
「もう勘弁して………」
ーさらに2時間後ー
「アハ、アハハ、アハハハハハハハ‼」
ついにマイナが壊れちゃった。もう死を恐れるどころか、自分から殺しにいってる。
そうこれでいい、これでいいんだ。
この境地に達すれば一人前なんだよ。
「アハハハハハハハハ‼」
うん、状態のマイナには関わりたくないね。まあ、収まるまで好きにさせとこうかな。
その後マイナは正気に戻った。
恐ろしいことに、狂戦士化してたときの記憶がまったくないらしい…………




