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16、おっさん奈央に叱られる

「あーあ。雨か」

 俺は傘を開いて、バイト先に向かった。


「おはよう、千草」

「おはよう、菜央」

 菜央は外を見ていった。

「雨ってだるいね」

「そうだね」

 俺はバックヤードからモップを持ってきて、床を綺麗に拭いた。


「ありがとう千草。ところで百々花ちゃんと軽井沢行ったって本当?」

「……うん、ちょっと特訓しに」

「何の特訓?」

「……マジック」

「何それ?」

 菜央は少し機嫌が悪いみたいだ。


「私も誘ってくれれば良かったのに」

「ごめん! 今度は菜央も誘うから」

「約束だよ」


 雨だというのにお客がぽつぽつやって来た。

 俺と菜央は接客をしたり品出しをしたりした。

 しばらくすると店長がやって来た。

「お二人さん、今日もお疲れ様」

「お疲れ様です」


 店長は俺に行った。

「千草さん、お土産美味しかったよ」

「よかったです」

 俺は無邪気に微笑んだ。

 あのお菓子、三千円もしたから美味くて当然だろ? と思いながら。


 シフトの時間が終わった。

 菜央の怒りも収まっていた。

「それじゃ、今日もお疲れ様でした」

 俺は店の外に出ると、百々花にラインを送った。

<今度出かけるときは、菜央も一緒にしてくれ。怒られた>

 ラインの返事は直ぐ届いた。

<わかった。そうするね>


 俺は降りしきる雨の中スマホをしまい、家路を急いだ。


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