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第35章 真っ白な雪のキャンパスに描く二人の未来
窓の外は雪がどんどん積もり、雪化粧した街は昨日とは違い、きらきらと輝いていた。
いつ目を覚ましたのか、悠が私の後ろから抱きしめて、耳元で囁いた。
「もうすぐクリスマスだね。貴子が昔、25歳過ぎて誰にも買ってもらえない
クリスマスケーキみたいになったら、例え正月になっても僕が買って食べるよって言ってたの、
覚えてる?」
「覚えてる。でも、まだ年末だよ(笑)」
「良かった、間に合って。死ぬまで会えないかと思っていたから。ずっと待っていた。この日を」
そう言って、また狂おしいほど抱き合う。
もう二度と離れない。離したくない。
窓の外はまだ雪が降り続いている。やがて街は真っ白な雪で埋め尽くされるかもしれない。
見慣れた街も昨日までとは違う。
きらきらと輝き、眩しいほどに美しい。
この真っ白なキャンバスに、新たに展開される未来は?




