表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/21

第16章 結婚は女性にとって本当に幸せなこと?


まだ、私のように結婚をするのが当然だと思って、お見合いをしているのは、

最近はむしろ珍しいかもしれない。ほとんどの女子は仕事をして自立し、

男を必要としていない。結婚なんかで家に閉じ込められ、子供を産み育てて、

せっかくのキャリアを手放し、好きな仕事を捨てなければならないなんてごめんだ。

男が子育てして、自分が仕事に戻れるなら結婚してもいい等々。

男のような女性が増え、女のような優しい男が増えてきた。

どこの国も女が社会進出して経済が発達しているというデータもあるので、

国も女性の社会進出を応援している。

しかし、いざ仕事を始めても、37度以上の熱があると親に電話がかかってきて子供を

迎えに行かなければならない。こんな状況ではアルバイトさえできない。

5時に絶対に退社する女性の仕事を誰が毎回面倒見るのだろう。

結局、責任のある面白い仕事には就けない。

そもそも、核家族化が進み、暇にしている親族や地域の人々が子育てに

参加しなくなっているから、仕事に集中できないのだ。

私が幼い頃も両親は仕事に忙しくて、いつもいなかった。

私は祖父母に育てられたと言っても過言ではない。

その頃、我が家は決して豊かではなかった。日本全体が戦後の悲惨な生活から

必死で立て直し、まだまだ食べるのにも困窮していた。

4畳半に家族6人が住んでいるのも珍しくなかった。祖父母はそんな人に2階を貸していた。

私はそこに暮らしていた貧乏画家や、ミカン箱で食事も勉強もしていた家族と遊んだり、

をしているのか分からないけれど独身の男性たちに可愛がってもらった。

近くには叔母家族もいたし、近所の人は祖母の知人ばかりで、

どこに行っても何かをごちそうになった。もちろん私の家にも来客が多く、

夜になると父のマージャン仲間が朝まで賑やかに騒いでいたし、

見慣れたおじさんたちは私にお菓子やお小遣いをよくくれた。

なので、両親との思い出はあまりない。勉強も下宿していた学生が教えてくれたし、

街のあちこちの家に自由に行き来していたので、

一人っ子なのに寂しいと思ったことなど無い。

そうやって、周囲の人々に子育てを助けてもらって、

母は死ぬほど働いてお金を貯めた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ