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人類滅亡学者の旅路  作者: さくら
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冬来たりて…

 空が水色だ。

 寒々しい色合い。

 

 陽の光は、暖かいというのに、空気自体が寒さを纏っている。

 しばらく、具合が悪くて室内にこもっていたら、外は、すっかり寒気のゾーンに入っていたようです。


 1週間前、ふらつくから、アレレと思っていたら、突如、高熱を発して、身体中がバキバキ痛くなり、頭が斧で割られるよう似痛くなった。


 マズイ…僕一人だから、即生命の危機に直結します。


 ソロで山登り中に急病に罹ったらと想像してくれれば分かるでしょうか?


 途中簡易の食糧品をかき集めながら、大学病院の病棟にこもる。

 お目当ては、抗生物質です。

 滞りなくスムーズに目当ての液体パックを大量にナースステーションで見つけて、吊り下げて自分の腕に針を打ち、流し込む。

 注射器を使って、流れるように生理食塩水であろうものを見よう見まねで注入。

 自分でやるのは、初めて怖いけど、やるしかない。


 冷たい液体が入ってくる感触がした。

 よし!



 …






 一日中、痛みで七転八倒しながら寝れずに横になっていたら、翌日には大分楽になり、3日経てば、食べ物が喉を通るようになって、5日経てば、シャワーまで浴びれるくらいに回復した。

 抗生物質の威力は、凄い。


 廊下に置いてあった体重計に乗ったら、体重が大分減っていた。

 …少し嬉しい。


 …いやいや、成長期なんだから、増えなければならないよと思い直す。

 

 2日程様子見て、1週間自己都合の入院でした。

 念の為、錠剤の抗生物質を探し出して来て、2週間飲むことにした。

 フフフッ、僕の中の性悪な菌を駆逐してやるのだ。

 人類の叡智を思い知るがよい。


 病院を出てた処で、振り返り、しばし佇みて、お辞儀をした。

 病院には誰もいないけど、この病院がなければ、多分僕はこの場にはこうしていない。


 …寒さに震える。

 スッカリ世の中は、コートが必要な季節です。

 

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