お魚
ハッとして起きる。
気がつけば、陽は昇っていた。
朝ご飯まだかなぁ。
今日は休みの日。
たまにはお魚食べたいです。
寝ぼけ眼で起きる。
あれ?誰もいない…。
しばらくして思い出す。
そうだ…人類は滅亡しました。
昨日は民家を借り、空調の効いた部屋で寝ました。
快適です。
文明の利器が使えて、好きな旅が出来て、五月蝿い人類が滅亡している…なんて僕に理想的な世界。
最高です。
顔を洗い、さっぱりしてからお魚を取りに行く。
かと言って海に行く訳では無い。
スーパーの冷凍食品売場ならば、まだ食べれるはず。
行ってみて、生鮮食品売場をふと見たら、魚が腐らずに置いてあった。
ギョッとする。
食べれるかしら?…くんくん。
傷んではないようだけど、さすがに遠慮しておこう。
それにしても冷蔵すると、結構保つのですね。
冷蔵する原理は未だ解らないけど、考えた人は凄い。
世紀の大発明だと思う。
だが、この技術も失われる。
だって僕が理解してないもの。
他に継承する人は、いない。
だって人類は滅亡しました……プッ、クスクス。
うん、残念無念です。
冷凍物の目差しを徴用する。
寝起きした民家に戻り、目差しを焼き、ご飯を炊き、味噌汁を作り、食べました。
う、美味し。
やはり魚は、焼きたてに限ります。
残ったご飯は、お握りにする。
さあ、出発です。




