表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/13

FILE.12 BAD SAND

僕等が本気を出せばこんなゾンビの群れなんか簡単に……


とはいかず、僕等はすっかり回りを囲まれてしまった。 倒しても倒してもキリなく押し寄せるゾンビ共に正直、かなり手こずっていた。 戦況は変わらず、僕等は圧倒的に不利な立場にあった。 ちょっとでも気を抜けば一瞬で血祭りだ。 が、最悪にも僕等はその一瞬を作ってしまったのだ 僕は腕を、ゲインは足を掴まれ倒れ込むと その上から一気にゾンビ共がのしかかってきた。二人共もうダメだと思ったその時、


ドゴォォォォォォォォン‼︎‼︎‼︎‼︎


と 物凄い音とともに僕等にしがみついていたゾンビ達が吹っ飛んだ。 何が起きたのか分からない僕等は倉庫を見ると、ローラが満足そうな顔をして こちらを見ている。


手に手榴弾を持って。


『あの子の親に殺される。』「あぁ」

子供は学習能力が高いと言うが、こんなことは学習しなくて結構だ。

何はともあれ、戦況は一変した。ゾンビの大半は砂浜でバラバラになり、破片が波でひらめいていた。 残りのゾンビちゃんを手際よく片付けると、倉庫に戻った。

『ローラ、それの使い方どこでおぼえたの?』「パパ」『あら、凄い英才教育。』「鉄砲だってヌンチャクだって マチェーテだって使えるよ。」『お父さんはもしかしてシュワちゃん?』 今の子供は怖い。



ゲインの作る料理はマズイ!

たかだかパンにピーナッツクリームを塗るだけなのに なんでしょっぱくなるんだよ。

本人曰く、「なんか、塩気をたすと甘い物がより甘くなるから 隠し味に塩を入れた」

そうだ。 バカだ!なんで塩なんて入れるんだ! スイカじゃないんだ!

ひどい晩飯のせいかその日はよく眠れた。

一応、ゲイン ありがとう。

そして、ついに 僕らは3日目の朝を迎える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ