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{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 8章 過去追憶編

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99話 涙

マリー「鍵、貸してくれない?」

クラウン「どうしてなの……ってドローレスかぁ……数十年ぶりか?」

ドローレス「まだ生きてたのね」

クラウン「これでもドラゴンなので」

ドローレス「……ミラーは殺されたのね」

クラウン「そうだな……ミラーロスだけど、大丈夫だよ」

そして私は母上の部屋の鍵を開けた。

マリー「よっこいしょ、ほら、中入って」

ドローレス「……あの時のままだな……あの時の思い出がよみがえる」

マリー「この本、見てくれ」

ドローレス「日記か、前あいつに沼に沈められたんだ……ん?」

ドローレスの目線をたどると、生前24年前の本だった。

マリー「どうかしたの?」

ドローレス「……これ、前来た時より増えてる……最新の日記は……」

日記を舐めるように見ているようだった。

ドローレス「これ、最新の日記じゃないな……たしか机がここに……」

なにかを思い出すようにドローレスは埃がかぶった机に向かった。

ドローレス「これ死ぬ前に書いてあるのか……死期を悟ってこれを書いたんだったら……やっぱり人間は身勝手だ……殺さねば……」

殺意がこっちにまで感じた。

マリー「あの場所に連れて行くよ」

ドローレス「どこなんだ……?」

マリー「……母上の場所」

ドローレス「そうか、ならそこに行かせてくれ」

マリー「おっけー」

私は城のとある場所に、ある椅子の裏にある階段、そこに母上の遺体がある。

マリー「こっち」

ドローレス「……これが、ミラーの」

マリー「うん、吸血鬼の特徴で死んでも美貌が保たれるんだよね」

ドローレス「なんで人間のわがままで死んじゃうの……」

マリー「……私にもわからないんだ、なんで母上が殺されないといけないのは」

ドローレス「だから人間を……殺して回ってるんだ」

マリー「その人たちはお母さんを殺したのか?」

ドローレス「人間皆同罪なんだよ……だから」

マリー「今の国王、知ってるか?」

ドローレス「あの太っている国王なんだろ……何を言ってるんだ?」

マリー「あの前の国王のことを言っているのね……今は違うよ」

ドローレス「どうせ、その子供だ、クソはクソを生むんだ、違うんだったら連れてこいよ」

そうして私はベアトリスの部屋に突撃をした。

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