83話 紙の魔物
マリー「なんかいるけど、あれって?」
アンヘル「あれが言ってた魔物、強いからね」
マオ(魔王の姿)「そうかな?」
するとマオがめんどくさそうに言葉を続けた。
マオ(魔王の姿)「こいつらなんか、地域の子供と同程度じゃないか」
マオは手のひらから黒い球を生み出し、それを魔物に投げつけた。
マリー「黒いなぁ……」
そして魔物に黒い球が当たると、はじけ飛んだ。
クラウン「……すごいな」
マオ(魔王の姿)「これでも基礎魔法なんだよね」
アンヘル「……もしかして実力者?」
マオ(魔王の姿)「いや、魔王」
その時、周りの時間が止まった。
アンヘル「……今なんて?」
マオ(魔王の姿)「魔王」
アンヘル「……どうしてここにいるんだ?」
マオ(魔王の姿)「私が羽を振って連れてきたから」
アンヘル「……まじか」
マリー「どうしてそんな驚いてるの?」
アンヘル「そうだな……魔王って言われたらびっくりするんだよ」
ミケル「あれじゃないの?本」
アンヘル「そうだな!あれだな!」
マリー「ミケルはもくもくと仕事してるのね……」
ミケル「だってこの頼りない奴よりかは仕事できるんだよ!」
クラウン「これって、外れじゃないの?」
それは……前グラシーの研究室で見たあの薄い本だった。
マオ(魔王の姿)「なに笑ってるの?」
クラウン「これエロ本じゃん」
マリー「いや……なんでも……」
どうしてここにあるんだろう。
マリー「……私はもう現実世界に戻ってもいい?」
クラウン「いいと思うよ?」
ミケル「私はこのまま探してるけどね」
アンヘル「こらこら」
マオ(魔王の姿)「じゃ……ふりふりー」
そして私たちの周りは光りで包まれた。
マリー「ほわぁぁ」
そして、元の場所に戻ってきた。
マリー「ここ、図書館だよね」
マオ(魔王の姿)「そうだな、飛んだ位置と同じ場所に転移するらしいな」
クラウン「寝たい、おやすみ」
マリー「あらら、落ちちゃった」
マオ(魔王の姿)「……よっこいしょ」
マオはクラウンにかけ布団をかけた。
マオ(魔王の姿)「風邪ひくだろう……せめてゆっくり休め」
マリー「……優しいのね」
マオ(魔王の姿)「魔王になったときから優しいわよ」
即死魔法を持ってる時点で優しくないんだよな……
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