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{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 6章 力ありし人編

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77話 意味深な建物

森林を徘徊して早数十分、マリー探検隊はレンガ作りの建物を発見するのであった。

マリー「上の人誰よ」

グラシー「誰かのMPのかけらだけど、誰なんだろう」


私たちは歩いているとレンガ作りの建物を見つけた、人の気配がないし、勝手に調べちゃってもいいのかな?

マリー「……ひっそりと建ってたんだけど」

ベアトリス「知らないわね……こんな建物は」

エルメス「ねぇ、ここ知ってるようで知ってないんだけど」

グラシー「記憶力皆無なのかー?」

エルメス「あなたには言われたくないな」

私はレンガ作りの建物に入った、地下に続いている階段しかなかった。

マリー「なるほど、地下にある感じだな」

ベアトリス「……私行くけど、そこのカップルはどうなんだ?」

グラシー「カップル……?」

エルメス「全然カップルじゃないんだけど」

ベアトリス「まぁまぁ、行くの?」

エルメス「行くけど……」

グラシー「なら私も」

ベアトリス「よし、魔王は?」

マオ(魔王の姿)「そうじゃの、小手慣らしじゃ、ちょっと遊んでくるかの」

ベアトリス「じゃ、入っていきますか……」

私たちはレンガの建物の地下に入っていった。

マリー「……ねぇ?」

ベアトリス「大丈夫、私も同じ感情だから」

たぶんこの中の全員、同じこと思っている。

マリー「外観と内観違うよね」

外から見たら何かの廃墟、入ったら城みたいな感じの内装、なにかの幻覚魔法か?

マリー「……進んで行くか」

中は何かいるでもなく、誰もいなかった。

エルメス「うーん……見覚えがあるんだよね」

グラシー「だからその既視感なんだよ」

歩いていると、地面が少し落ちた。

マリー「これが俗にいう……罠ってことか」

エルメス「おっと」

エルメスが地面に引きずり込まれたが、腰ぐらいで止まった。

エルメス「あれ、ぬるぬるしてる、これ下に触手が凄いうごめいてるな」

するとエルメスの触手が体ごと持ち上げた。

グラシー「……ということは淫魔の……?」

エルメス「そうだな、気を付けろよー」

足にはちぎれた触手がくっついていた。

エルメス「……なんだろう、こんな気持ち」

マオ(魔王の姿)「あんな罠に引っかかりたくないのじゃ」

グラシー「魔王も感情あったんだ」

マオ(魔王の姿)「そりゃ生きてるからなのじゃ」

そして建物の最深部だろうか、そこには誰かが座っていた。

マリー「すいませーん?」

????「……エルメスじゃーん!!!」

エルメス「どわぁ!?」

そいつはエルメスに飛び込み、肌の露出が高い服でスリスリとした。

マリー「これが百合なのか」

グラシー「あんな奴に体スリスリされたくないな」

????「それで、この人たちがつれなの?」

マオ(魔王の姿)「……エルメス、少し状況を説明してくれない?」

エルメス「いいよ……」

そしてエルメスが話し出した。

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