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{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 5章 王国建国編

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51話 片割れの捨て子

マリー「……この出来事を永遠に保存できるものって……魔法でもないのよね」

ナタリー「そうだな……そういえば俺の片割れに出会ったか?」

マリー「あー……確かいたな、あってはないが……それがどうしたのか?」

ナタリー「そうか……俺でも連絡が取れないから何があったんだってな……」

どうしたのかな……

ナタリー「もしかしたら、起き上がった場所にいるかもしれないな……」

マリー「起き上がった場所……暗い地下室だね……」

ナタリー「ほかに何か情報あった?」

マリー「ちょっとまってね……何があったんだろう」

私はあの時の事を思い出していった。

マリー(確か、私の鎌とメモが置いてあったんだよね、それに何か書いてなかったか……?)

ナタリー「どう?思い出した?」

マリー「確か書置きがあったはず……」

ナタリー「……今持ってる?」

マオ「どうしたのー?」

マリー「ちょっと待っててね」

マオ「にゃにゃほーい」

私は自室に置いてあるメモを取りに行った。

マリー「確かこの本に挟んであったな……」

私は本ごと持っていった。

マオ「ほわわわわわ」

戻るとブランカがマオちゃんのぽっぺを食べていて、マオちゃんは震えていた。

マリー「これ」

ナタリー「なんで本だ?」

マリー「この中に書置きを挟んでるんだよ」

そしてメモをじっくり見た。

ナタリー「これ俺の自筆っぽいけどな……こんなの書いた覚え無いな」

マリー「じゃ……」

ナタリー「俺のお父さんの兄者……なのか?」

マリー「多分勇者が書いた」

マオ「勇者……?」

マオちゃんはなぜか言葉に不快感を感じていたらしい。

マリー「どうしたのー?」

ブランカ「あっ、ぽっぺくわせろー」

マリー「ほっぺが食べ物じゃないぞ」

ナタリー「一旦俺の学び舎に来るか?そこだったら情報源がありそうだ」

マリー「私みたいなやつが来てもいいのか?」

ナタリー「大丈夫だ、親とは隠しておく」

マリー「へ……へぇ……」

そして街がなぜかにぎわってきた。

マリー「どうしたんだ……?」

ナタリー「俺にも知らないぞ……」

街の様子を見ると不動産屋に模したグラシーがいた。

マリー「……何やってるの?」

グラシー「ここで暮らしたいっていう人がいっぱいだったから……」

マリー「じゃ、頼んだわよ」

グラシーはこういうのに適しているのだ、アホの子だけど。

マオ「……ひといっぱい」

ナタリー「俺はここでおいとまさせてもらうよ」

マリー「うん、いつでも来てね」

ナタリー「ああ、いつかこの町に社会見学行かせるよ」

マリー「うん?今なんて?」

そしてナタリーは走り去るようにして帰っていった。

マリー「何だったんだろ」

ブランカ「さぁね……それにしても住む場所がなかったからここに住もうかしら……それだったらいつでも遊びにこれるし」

マリー「まさかな……門をハンマーでぶっ叩いて開けるんじゃないよね」

ブランカ「まさか、そういう事なんだよ」

マリー「壊れるからやめて……」

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