49話 着工開始
マリー「そういえば、エルフの村では私の話で盛り上がってたのかな?」
バンガ「はい、あそこに残虐な吸血鬼が居るって……」
マリー「どうしてそんな噂が……?」
バンガ「私にもわからない、誰が広めたのかも知らないんだ」
するとベアトリスが帰ってきた。
ベアトリス「持ってきたよ、チェンソーあった、とりあえず魔重石を使ってるから電気が切れるっていう事はないね」
バンガ「ありがと、ならここの木を3本ぐらい切っていくか」
手つかずの木はすごく伸びていくからものすごく建材としては優秀と聞いたことがある。
バンガ「多分そっちには倒れないから安心しててね」
木が倒れた後は素早く木の板にし、葉っぱの上に寝かせた。
マリー「……やっぱり職人はすごいわね……」
バンガ「だって数千年生きてるんでね」
ベアトリス「でもなんで木を寝かせてるんだ?」
バンガ「これで使ったら湿気でカビが発生するんだよね」
マリー「……へぇ……乾かすのに何日いるの?」
バンガ「せいぜい使えても1年だな」
マリー「じゃ、どうやって早くできるのかな」
バンガ「……この中で火の魔法使えるのいる?」
マリー「ファイア程度なら」
バンガ「なら簡単に乾かせるな、熱風で一気に乾かす、それでいいでしょ」
そして腕が経つ職人のおかげで木材を切り終えた。
バンガ「さすがに一人じゃ、しんどいね」
ベアトリス「少し待っててね」
するとベアトリスは王国に飛んだらしい。
バンガ「……とにかく穴を魔法で土を固めていくから、穴に木の板敷き詰めていってね」
すると土がへこみ始めた。
バンガ「このぐらいでいいでしょ……」
マリー「よっこいしょっと」
木の板を一つずつはめていく作業は地味に疲れる、けれど家を作るためにはこんな作業しないとな。
ベアトリス「連れてきたよー」
ベアトリスの後ろには王国の民がずらずらといた。
マリー「すっごいな……」
バンガ「あれが……人間の団結力」
そして工事は進みに進みまくって、家は愚か、石を加工できる人も中にいたので床に石を綺麗にはめていった。
マリー「一気に進みすぎじゃないの?」
ベアトリス「いいでしょ?これでも王国の王女様なんだぞ」
むすーとしている、かわいい。
マリー「……家も建ち始めてるし、私も手伝ってくる!」
壁の作りは簡単だった、木の板だけだった、そして周りを石で囲む人もいた。
マリー「これで雨風を防げるのね」
疲れた人には私の城を開けている、福利厚生がはかどる。
バンガ「すごい進むな……それに森林を伐採してる人もいる、楽できるな」
そしてみるみると王国の原型ができ始めた。
マリー「すっごいなぁ」
そして人が必要とするライフラインをひいて行き、王国に新しい国ができると通達をしていった。
そして数日経ったら、もうこれ王国といっても間違われない程度に成長した。
マリー「……誰かここに移住してくれないかな」
バンガ「私って、移住してもいいか?」
マリー「でもエルフの村の人たちは…?」
バンガ「あんな貧弱な奴らだと思ってなめてかかったらボッコボコにされるのに……でもあいつらは強いから」
そして第一号がバンガになった。
マリー「しかし、こんな辺境に来る人はいるのだろうか」
マオ「すごーい」
マリー「でしょー?」
マオ「ほかの人と遊びたいなぁ」
グラシー「立派だな……」
エルメス「ここならだれにもばれずに監視できる」
マリー「なに家の下に潜り込んでるのよ」
エルメス「いいじゃんか、こんな遊び方しても」
そして人が来るのを待ちわびた。




