37話 またあの催眠
マリー「……それでバンテッドキャンプはどこなの?」
ベアトリス「確か……こっちの方向じゃなかったかな?」
エルメス「砂しかない……砂漠だから当然だけど」
グラシー「またあのアリジゴクとかいないよね」
エルメス「いないと思うな……いるとしたらサンドワームかサンドミミックだね」
マリー「……あれって宝箱じゃない?」
グラシー「絶対アレミミックでしょ……」
エルメス「うん……絶対ミミックだ」
ベアトリス「でもあんなわかりやすく置いてたっらミミックと勘違いして開けないっていう戦法なのかもよ?」
マリー「そうだな……私が開けてくる」
そして宝箱の中身は…………ミミックだった。
エルメス「…………こうなるとはわかってたけどさ」
グラシー「なら止めろよ」
ベアトリス「それでも開けたくなるのは生き物の定めじゃない?」
エルメス「生存本能で全力拒否するわよ!?」
マリー「……助けてー生暖かいよー」
ベアトリス「……」
ベアトリスは体を引き抜こうとした、けれど私の体を放さなかった。
ベアトリス「だめですね」
エルメス「いやなんでそこで諦めるのよ!?」
グラシー「でもどうやって助けるのだ?」
エルメス「こういう時は……引き抜くのでもなく、押す!」
私の尻に何か押される感覚があったが、体が濡れるだけだった。
エルメス「ならミミックの上の部分を開ける!」
すると私の体が引き出された。
エルメス「ワニに噛まれた時やることを逆さにしてみたらいけたな……」
マリー「……びっしょりなんだけど」
ベアトリス「あらら……拭く?」
マリー「ありがと、それでバンテッドキャンプは……あの建物なのかな?」
見えていたのは、大砲がずらっと並んでいる建物だった。
グラシー「多分あそこだね」
エルメス「いったん行ってみるか」
私たちはその大砲がいっぱいある建物まで向かった。
マリー「予想はしてたけど……当然大砲ぶっ飛ばしてくるよね」
大砲の弾がこっちに飛んできていた、それに目で見えたがあの首輪が一部の人につけられていた。
グラシー「すごいなぁ!」
エルメス「これじゃ近づけないな……」
ベアトリス「一旦撤退!」
私たちはその建物から走って離れた。
ベアトリス「なんだよあの賊ども!?」
マリー「……首輪みたいなやつが付けてある奴と付けてないやつがいたな……」
エルメス「催眠か……でも誰が操ってるんだ?」
マリー「多分なの族と同じ奴が付けたかも」
グラシー「なの族……エミリーのことか」
その時、ある存在しない記憶が流れ出した。
エミうさ「なのー」
エミうさ「なのなのー」
エミうさ「なーのー?」
マリー「……ふふっ」
エルメス「どうした急に」
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