18話 道案内
私たちはエルメスの案内に従ったが、全然違う場所に来てしまったようだ。
エルメス「ここの近くのはずなんだけどなぁ……誰か世界地図を持ってきてないか?」
グラシー「ここ見覚えのない場所だから……なんとも」
ベアトリス「……城に忘れてきた……戻るのもめんどくさいし……どうする?」
マリー「この近くだよね……方角とか間違っていないの?」
エルメス「たしかこの近くは……狂暴なドラゴンが……もう手遅れだね」
頭上にドラゴンが飛び回っていた。
マリー「あいつら私たちを食べようとしてるの……?」
エルメス「ああ……食人ドラゴンだな……」
ベアトリス「まだ食べられたくないよぉぉぉ!!!」
グラシー「いざとなったら……この剣で……」
エルメス「あれって……誰だ?」
グラシー「……怒ってるように思ってるんだが……どうなんだ?」
エルメス「あ、エマだな……あの服装」
エマは空にいるドラゴンたちを地面に強制的に降ろして、腹を切り裂いて行った。
エルメス「やっぱり……怒らせたら怖いな」
エマ「誰を怒らせたら……なんだって?」
エルメス「いやなんでもないぞ」
エマ「……なんでホーリーナイトの王女がここにきているんだ」
ベアトリス「この人たちについていってるんで……」
エマ「それで何か言いたくて来たんだろう」
エルメス「これなんだけど……何かわかるか?」
首輪を見せたが、あまりぱっとしない顔をしていた。
エマ「見ないタイプの首輪だな、少し待ってろ」
そして首輪を見ながら、遠くに行った。
エルメス「あいつあとでボコらない?」
マリー「無理でしょ」
エマ「……何か話をしてたの?」
顔はむっっとしていた。
エマ「これ、私の知らない魔法かかってる、魔法に詳しい人が作ったかのような」
マリー「魔法に詳しい……」
エルメス「やっぱり捨て子じゃないのか?」
マリー「いや……多分違うと思う……多分」
ベアトリス「ドルイド……魔法に詳しい奴」
マリー「ドルイドって……神出鬼没じゃないのか?」
ベアトリス「そうなんだよね、あの人はほとんどの全部の魔法を覚えてるんだよ、奪われないように人里離れたところに住んでるって……」
エルメス「そのおっさんにいえば解決だな!」
ベアトリス「おっさんだとは言ってないでしょ」
エマ「一度その人にあったらわかる」
私たちはエマと別れ、ドルイドっていう人を探した。
マリー「……ひっそりと暮らしてるんだろうな」
エルメス「そうだな……って熊!?」
森を歩いていたら、熊に出会ってしまった。
グラシー「なんの熊ごとき、私の剣の錆にしてくれよう」
熊は私たちの足元を見ているようだった。
マリー「……ハーブ、このハーブを食べたいのかな」
グラシー「熊はハーブを食べないはず……」
マリー「そうなの?」
ハーブを熊の口元に運び、熊は鼻をヒクヒクさせながら、ハーブを食った。
グラシー「……どうしてハーブを食べれるんだ……」
ベアトリス「どうやらその熊、熊じゃないらしいね」
マリー「……どういうことなの?熊じゃないって」
ベアトリス「化けてるんだよ、昼の間はハーブを食べ、夜は真の姿になる、そうでしょ?」
すると熊だったものは煙を出し、中から18歳ぐらいの美少年が出てきた。
マリー「……人間だったのか」
ドルイド「あなた方はあいつらの仲間じゃないってわかっていても、この瞬間はいつも慣れないですね」
ベアトリス「それで、この首輪にかけられた魔法、分かる?」
ドルイド「これ、ものすごく複雑な魔法をかけられているので少し面倒だな」
エルメス「すっげぇ……」
ベアトリス「それで、この魔法は誰がかけたんだろうな」
ドルイド「おそらく、私と同等な魔法使い、それ以上だと……」
ベアトリス「ありがと、戻っていいよ」
ドルイドは熊に戻って、森に戻っていった。
ベアトリス「……収穫は少しだけあったね」
グラシー「でもドルイドと同等な魔法使い、いるんですかね」
エルメス「いるでしょ、この世界のどこかに」
マリー「さて、これからどうしようかな」
エルメス「旅だね、行きたいところあるし」
マリー「夜に戻れるならだね」
エルメス「はいはい、じゃ、グラウンサファイアに行ってみるか」
マリー「暑いところか……」
私たちは暑い所に行くことになった、これで死んだら元も子もないけど。
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