14話 ワーウルフの大群、そして浄化
呑気に寝ていたら外が騒がしく、そして忙しそうな声が聞こえてきた。
マリー「もう朝なのかな……でも外は暗いし……どうかしたのかな?」
私はドアを開けた、そこには一人の魔族と……すごい数のワーウルフだった。
マリー「……これまずくないか?」
このままだったら村ごと壊される可能性があるね……でもなんで壊す必要があるんだろう。
マリー「ん?」
エルメスの触手が肩を叩いていた。
マリー「こっちにこいっていうことだよね……少し待ってて」
私は鎌を持ってエルメスのいる部屋に行った。
マリー「どうしたの?肩を叩いて」
エルメス「あれって、グラシーの仲間だったのよね」
グラシー「ああ、なんでここを襲ってるのかわからないんだ」
あれって聖の7柱だったのか……だとすれば誰なんだ?
グラシー「あいつは少し厄介だな……」
マリー「どうして厄介なの?」
グラシー「強めに言ったら、無限機関だね、怪我したら奴が回復魔法をかける、逆に調教者に攻撃を加えようなら……周りの動物を取り込んで回復するんだ」
マリー「仲間なのに、どうしてこんなことしてるんだろう」
グラシー「おそらくだな……目の色が変わっていた、なにかに洗脳されてるのか?」
マリー「催眠……そういうのは持ってるんだけど、ああいう感じだっけな……エルメスにかけてもいい?」
エルメス「いいけど……その……エロい事には使わないでね」
マリー「確認のためだよ……終わったら解除する」
そう言ってエルメスに催眠魔法をかけた。
マリー「スイートパラダイス」
エルメス「ほー」
エルメスの体に異常はないね、それに目も変わってない……となると、なんだ?
マリー「解除、すごくおとなしかったな……」
エルメス「っと、そうでしょー?催眠魔法私にもほしいわね」
マリー「あなたはその豊満な体で催眠できるでしょ」
それでどうやってあいつを退けようかな……
エルメス「あのワーウルフたちは私に任せて、誘惑するから」
一応こいつサキュバスだっけ。
マリー「犬にサキュバスの事わかるのかな……?」
エルメス「大丈夫でしょ、わからなかったら一匹ずつ調教していくから」
マリー「それ大丈夫なほうの……?」
グラシー「私はあいつの相手を……あいつの武器鞭だからな……それに属性付与……」
ベアトリス「私は後方支援してますね」
マリー「じゃ……これ以上の被害は出さないでおこうかな」
そして私たちは外に出て、犬の大群と対峙することにした。
エルメス「……エミリー?どうしてこんなことするんだ?お前は牛小屋で働いてな」
エミリー?「……黙れ……シモン様の思し召しだ……」
エルメス「へっ……なにがヘモンの思し召しだよ、頭いかれてるのか?あいつは数百年前に死んだんだぞ?それをまだ生きてるって言っていると、聖騎士団は堕ちたな」
グラシー「エルメス……?私聖騎士団だけど……どういうことなのかなぁ……ねぇ……?」
エルメス「聞かれてたぁぁぁ……」
マリー「なら、あいつらの刺客ってことか、何の目的か知らないけど、死んでも知らないぞ!」
脇からワーウルフが飛び出してきて私の手を噛んできた。
エルメス「大丈夫か!?」
マリー「エルメス……あなた謝れたのね……」
私はワーウルフに噛まれた方の手を奥に押し込んだ。
ワーウルフ「ギャウン」
犬とかに噛まれた時に押し込むと逆に離す、これ覚えておいて損はなかったな。
マリー「犬を殺すのは少し気が引けるけどな……人じゃないしね!」
そのワーウルフは私の鎌で真っ二つになった。
マリー「……さて、他のワーウルフはどこに行ったんだろうね」
エミリー?「……まさかあの乱痴気女!!!」
エルメス「ここですよぉ♡♡」
凄く肌面積が多い服装でワーウルフたちを誘惑していた、なんでワーウルフに効くんだよ……
マリー「さて、守るワーウルフがいなくなったなぁ……」
グラシー「……私たちに斬られるか、もしくは事の顛末を話なさい」
エミリー?「ああ……我が主君よ……お力をください……」
急に上を向き、こういうことをブツブツを呟いた。
グラシー「避けろ!」
マリー「わかった!」
エルメス「え?どういうこと?」
奴の体が爆発し、もう一度見た姿は、別の姿だった。
グラシー「……今はエミリーじゃない、そうだ、エミリーじゃないんだ」
グラシーは錯乱しているようだった。
マリー「……ベアトリス!あれはなんだ!」
ベアトリス「わからない!でもすごく強いと思う!」
マリー「こりゃ勝てないぞ……」
????「スピリットキャプチャー」
私の耳に急に聞こえた、どこからなんだ……それにスピリットキャプチャー……?なんだそれ?
エミリー?「イギャァァァァァァ」
エミリーは悲鳴に近い声を出して、ちっちゃくなっていった。
グラシー「……エミリー……エミリー!」
マリー「一体どこからなんだ……」
周りを見渡した、そしてある一人、見たことのあるローブを被った男の子がいた。
マリー「……あなたは……」
????「……きちゃった
捨て子「お母さん」
その姿は……捨て子だった子だった、だが年はあまりたってなさそうだった。
捨て子「お母さんの血を飲んでから、ちっちゃくなったけど……」
マリー「……ぁ……ごめんよ……」
この質感、あの子だ。
マリー「ごめんよぉ……急にいなくなってごめんよ……」
捨て子「いいんだよ……グリーンさんとワトソンさんが育ててくれたから……」
マリー「もう一人の子は……今は家か?」
捨て子「そうだけど……どうしたの?そんな涙をながして」
マリー「いや……何でもない……帰ろう、家に」
グラシー「……城に帰るのか?」
マリー「うん……いったんね……あなたたちも来なよ」
エルメス「じゃ、行っちゃおっかなぁ」
グラシー「私はエミリーを背負いながら行くよ」
ベアトリス「……じゃいくか……」
マリー「……うん」
どうしてあんなでかい奴のそばにこの子がいたのか……後々わかるのだろうか。
捨て子「……背中あたたかい」
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