表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
{完結済み}{累計1万PV THX!}温室育ちのヴァンパイアの子育て奮闘記  作者: 猫こんた
chapter1 2章 進む魔物と止まる人間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/182

10話 林業の村 レッドウッド

マリー「……飛び出してきたけど……レッドウッドは何処にあるのかな……」

この世界の土地勘はほぼ皆無と言ってもいいほど、わからない。

ベアトリス「だいじょうぶ、道に進んでいったら着く、たぶん」

マリー「その多分ってのが怖いのよ!」

グラシー「……スライムがいる」

目の前にはスライムが立ちふさがっていた。

マリー「戦おうとしてるのかな……」

ベアトリス「だろうね……」

スライム「ニュニュニュ!」

スライムは私に体当たりしてきたが、人が当たったかのような感覚だけで、ダメージはなかった。

スライム「ニュ……」

マリー「なんだ、そこら辺にいるスライムか」

スライム「ニュニャァァ!?!?ニュアァァーー」

ベアトリス「心が折れて逃げた……相当傷ついたのね」

グラシー「少しかわいそうに思うが……」

マリー「じゃ、いこうか」

そして少し歩いたところでスライムが群れを成していた。

マリー「さっきの個体じゃないよね!?」

グラシー「おそらく、やり返しに来たと思われ」

マリー「……だからお前らは道端にいるスライムなんだよ!」

スライム「ニュ……ニュアァァァー」

ベアトリス「再放送だね、これ」

グラシー「そうですねベアトリスさ……ベアトリスさん」

ベアトリス「それでいいのよ」

マリー「こっちはこっちで調教してるし……さて、歩くぞー」

そして数百メートル歩いた先に、スライムがまた群れを成していた。

マリー「さっきより多くないか?」

ベアトリス「そうだよね……それに強気だし……」

グラシー「合体しないですよね」

マリー「そんなの、紙芝居の話じゃないのだから……そんなのないで……しょ……!?!?」

スライムはピラミットを形成して、キングスライムになった。

マリー「……合体したわね」

グラシー「私は勝てないですよ!?!?」

マリー「あんた聖騎士なんでしょ!?!?何とかできないの!?」

グラシー「あれは……レベル303だね……」

マリー「もうそれカンストしてないか!?!?」

グラシー「いやいや、私なんか、レベル429なんだもん」

マリー「だったらあいつ葬れるでしょ!?」

グラシー「やるきなーし」

ベアトリス「はわわ……」

マリー「もう……役たたないね……じゃ、私がやるわよ!」

私は倒れてくるキングスライムにファイアを打ち込んだ。

マリー「……効いてないね」

そしてキングスライムに飲み込まれた。

マリー「ゴボボボボ」

ひんやりしてて気持ちいいが、普通の人間だと窒息してしまうな……でも冷たい。

マリー「ボビャー」

内部でキングスライムを爆発させた。

マリー「ヒャッハー!!!」

ベアトリス「ボアァァァ!?!?」

グラシー「……ほえ?」

マリー「やっぱり、飲み込まれたら爆発させるのがいいね」

ベアトリス「それはそうだけど……もっと早くその魔法打ちなさいよ」

マリー「ごめんごめん」

グラシー「……これが……花火……」

マリー「まぁ……汚い花火だね」

そして歩いて、時々会話できない魔物に出会ったけど、無事にレッドウッドの近くに到着した。

マリー「……もう夜だねぇ……つかれたぁ」

半日歩いてたから足の疲労が半端じゃない。

グラシー「ここで一晩過ごすのですか?」

マリー「そうだね……私は一応不眠できるけど……寝てきてもいいよ?」

グラシー「それじゃ……お言葉に甘えて……」

ベアトリス「私もぉ~」

そして二人は宿に入っていった。

マリー「さて、私も眠ろうかな……」

そういえば……捨て子たちに会えなかったな……どこにいるんだろう。

マリー「ええい、ベッドに直行だぁ!」

私は一人部屋ですやすやと寝た。


感想・レビュー・誤字報告あればできる限りよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ